解説
症状
人体の腋の部分にあるアポクリン腺と呼ばれる分泌腺から分泌される汗が、皮脂やエクリン腺からの汗と混ざり、表皮常在菌に分解されることで発生することが原因。
そのニオイは香ばしさと酸っぱさが混じったような悪臭に例えられることが多く、いわゆる『汗臭さ』ととは大きく異なる。
また、アポクリン腺からの汗は衣服の腋の部分に黄色いシミを作ったり、多汗を伴うなどの特徴がある。
この体質を持つ人物が所属する集団によっては不快要素にとらえられ、その人物へのいじめや攻撃につながることもあり、それを過度に気にする精神状態に追い込まれ、結果として鬱病やひきこもりなどに陥るケースもあるため、人間集団の傾向によってはワキガは軽視することはできない重要な健康問題となる。
特に思春期のように潔癖さが増してくる敏感な年齢の集団においては深刻な問題になることも少なくなく、過去には自身がワキガであることを苦にした少女が自殺してしまうという悲劇も起きている。
中には実際にはワキガではないにも拘らず自分はワキガと自分で勝手に思い込んでしまい、自己臭恐怖症に陥っている者もいるが、きちんと専門医に判断してもらうことが望ましい。
治療
外科手術によって主な原因たる腋のアポクリン腺を除去するのが一般的。
軽度の人ならば制汗剤の使用やわき毛の処理、アルコール消毒などによって一時的に抑えることもできる。
創作作品におけるワキガキャラ
外見だけでは分からないためこの設定をされているキャラは少ない。
有名なのは以下の2名。