「俺は六平国重を 心から愛している」
概要
日本中を股にかけて暗躍する武器商人。毘灼とも繋がりを持ち、10年以上神奈備のブラックリストに載るほどの裏社会の大物。30歳、6月6日生まれ。
人物
裏社会の人間らしく極めて残虐非道な性格。
鏡凪シャルを雫天石安定実験のために誘拐したり、仕事に失敗した円法炸を家族もろとも殺したりなど、目的のためには手段を選ばない。
また、六平国重を心底敬愛している。
その愛情は彼にまつわる文献を全て読み込むほどで、雫天石安定実験を行うのも国重に並ぶため。
しかし、国重が作った妖刀を「最高の殺戮兵器」だと解釈をしており、それを証明するために多数の一般人を殺害しようとする。六平千鉱からは「何も分かってないな」と言われている。
一言で言えば厄介オタクである。
上記のような残虐非道な人格を持ちながら、
・ちゃんとお金を払ってドライヤーを使って髪を乾かす。
・人を殺した後、番台に通報するように言う。
・刳雲は貴重品だから番台に預ける。
・ブーツは座って落ち着いてしっかり履く。
・解釈が揺らいでしまうことを嫌がって国重の普段の姿を知りたい気持ちを抑えて断る。
と、どこか愛嬌のある人間的な部分もある。
能力
本業は武器商人ながら高い戦闘能力を持つ。
10年以上神奈備から排除対象として狙われながら、裏社会で暗躍し続ける事ができたのも、その戦闘能力と用心深さによるもの。
戦闘における学習能力も高く、刳雲を僅か1週間で使いこなして対刳雲特選部隊を壊滅に追い込み、千鉱との初戦で露見した「溜め」の弱点も次戦までには軽減している。
妖刀「刳雲(くれぐも)」
国重が作り出した六本の妖刀の一つ。
千鉱の「淵天」と同じく3つの能力を持ち、能力を発動させた際に龍のような形の雲が現れる。
- 鳴(めい)
属性は雷。
三つの能力の中で最も殺傷性が高い。しかしその分溜めを必要とし、高出力の雷を放つほど長いインターバルを要する。
溜めた”鳴”を放たず身体に纏う事で、淵天の”錦”以上の超速移動を行う事が出来る。
- 結(ゆい)
属性は氷。
氷の塊を作り出す。攻防のバランスが良く、生成した氷塊による物理攻撃や防御、氷結による敵の拘束などが可能。
- 降(こう)
属性は水。
陽動、目眩ましと応用が効く。ほとんど溜めを必要としないため、上述の用途の他、"結"や"鳴"と連携させて扱う事で雷や氷結の能力をより強力に扱う事が可能。
"鳴"と組み合わせた場合は、水を伝う電気の性質を利用する事で、溜め不足の”鳴”でも広範囲必中で攻撃が出来る。
”結”と組み合わせた場合は、生成した水を氷結させる事でより広範囲を瞬時に氷結させる事が出来る。
関連タグ
漆羽洋児:ある意味対極的な存在。