紅黎深の妻。当主の仕事をしない夫に代わって、あちこち飛び回っては仕事している有能な女性。
半年以上夫と義理の息子に会わないこともしばしば。
悠舜からは、黎深を安心して任せられるのは、百合姫しかいないと言われている。
黎深とは真っ向から遠慮なく物を言い合うことができ、彼を甘やかすこともできる。
結婚直後は三日に一回の夫婦でお汁粉を食べるように黎深から強要されていたりもした。
紅家三兄弟が子供の頃に、母の玉環に連れられて来た。実は紅玉環と先々代の娘で玉環の策によって、男装(譲葉)と本来の姿(百合姫)を使い分けていた。譲葉の時は黎深の補佐、百合の時は邵可の婚約者として振舞っていた。李絳攸の義母。