概要
CV:新谷真弓
生徒会長・鬼龍院皐月が率いる生徒会四天王の一人。ランクは三つ星。
四天王の中では唯一の女生徒であり、生物部や園芸部といった文化系の部活を統括する「文化部統括委員長」。
高校生としては小柄な体型で、言葉遣いや仕草もどこか子供っぽいが、見た目によらず非常に毒舌家。
高飛車でもあり、他の四天王の事は、蟇郡をガマくん、猿投山をサルくん(若しくは山猿)、犬牟田をイヌくん(若しくはメガネ)と呼ぶなど小馬鹿にした言動が目立つ。
極制服はドラムメジャーのようなデザインをしており、帽子の三つ星が花型になっているなど愛らしさがある一方で、人骨をモチーフにしたような装飾も各所にみられ、どこか毒々しくもある。
オープニングでは指揮棒を振り、音符を出して攻撃する姿が確認できる。
極制服の変身シーンで判明するが、長髪である。
以下ネタバレ要素
過去
皐月とはいわゆる幼馴染であり、鷹飛舎幼稚園の頃からの長い付き合い。
また、かなりのお嬢様で当時から他の園児たちを言いなりにしていた。それでも皐月だけは特別視し、友人として対等な関係を築いていた。
ある時、幼稚園の砂場を占拠していた際、皐月に砂場を貸し出して砂のお城を作ろうと誘ったが、皐月は自分の握った砂だけでいいと言いだした。乃音がその心を問いただすと、皐月は幼稚園の向かいに建った超高層ビルを指し、「自分もいつかあの場所に立つ」「砂の城はすぐ壊れる」と言い放つ。そして「ビルもいつかは壊れる」と反論してきた乃音に「ならば心に建てればいい!」と豪語して見せた。これを聞いた乃音は、彼女の見ているスケールの大きさに打ち震え、「砂なんか要らない! 私があなたと一緒の目線に立ってあげる!」と宣言し、彼女の理解者となることを誓ったのだった。
それゆえに個人としては、皐月のことを「皐月ちゃん」と呼び慕っている。
戦闘能力
三つ星極制服「奏の装」(かなでのそう)を纏う。
本人の姿はあくまでマーチングバンドのドラムメイジャーの制服(色は赤)なのだが、付属している超巨大アンプがどう見ても宇宙世紀のアレにしかみえない規格外なほど巨大な代物。そして本人もアンプの中央にスタンバイしているため、ますますそうにしか見えなくなってくる。
奏の装は初期段階で固定砲台のように振舞う「グラーヴェ」と後述の飛翔能力で空飛ぶ武器庫として振舞う「プレスト」(二つとも「奏の装」の後ろに付く)と名前として二段階あるようだが、超巨大アンプの機能の一部であるだけの可能性もあり、詳細は不明。
武器は重低音による音波攻撃、飛翔能力、音符型の弾丸、リコーダー型の巡航ミサイル、五線譜を模した起爆性の展開式ネット、シンバル型のカッターなど、多種多彩。元ネタよろしく空飛ぶ武器庫である。
その圧倒的な火力と制圧力、さらに重低音波によるカウンターなどを駆使し、他を寄せ付けない一方的な強さを発揮する。
また後部ユニットを破壊されても「ダ・カーポ」に変化し、帽子からベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を奏でる事で、相手の生命戦維を共振させコントロールを奪い、ダメージを与える事が出来る。この時の格好はレオタード風の服に燕尾服を着た指揮者のような衣装に変わっている。
しかし、流子の「鮮血無拍子」により音を変換、撃ち返され、「戦維喪失」を受けて敗北。その後、ジャージ服姿で蟇郡と犬牟田と同じく無星の観客席に移動した。