いわゆる「ナニワの幼馴染」カップリング。
あいこは、お馴染みMAHO堂の一員。一方の有馬健一ことアンリマーは『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』第10話に登場したあいこの幼馴染である。
概説
アンリマーは、あいこをして「ただのアホやない、とんでもないアホ」と言わしめる、思い込みの激しい少年。幼少期のとある出来事からあいこの婚約者を自称しており、全力で過多にもほどがあるレベルの愛情をあいこに注ぎまくっている。しかも、あいこパパとは即座に意気投合するノリの良さを見せている。
まぁ、きっかけはどうあれ、アンリマーはあいこを全力で愛している上、妹尾家ともうまくやっていける才覚を持っているため、成就すれば、たぶんあいこは幸せになれるであろう……という憶測が容易にできる組み合わせ。
問題はアンリマーが「慎み」とか「加減」とか「TPO」とか「デリカシー」とか「空気を読む」とか、そういう精神的イケメンなマネがカケラとしてできないアホであるという事。
事ある毎に、あいこへの愛故を、あいこだけでなく学校中にエブリデイエブリバディエブリワン状態で主張するアンリマーにブチ切れしたあいこは、ついに『おジャ魔女どれみ16』に入る直前にアンリマーをフる事となる。そのため、現時点では、このカップリングは(一時期は公式同然だったとはいえ)ファンの妄想の産物に近い。
……が(何度も言うが)アンリマーはとんでもないアホである。アホは懲りないものである。少なくともアンリマーにはあいこに会うために学校休んで家出して美空市にやってきたなどという前科があるため、物語の展開次第ではアレすぎる展開の逆転もありうるとファンが考えるのも、やむない話ではある。
中の人ネタとして
アンリマーの中の人であるサエキトモと、あいこの中の人である松岡由貴は、ガイナックス制作アニメ『アベノ橋魔法☆商店街』の主役コンビ(それぞれ、主人公サッシこと今宮聖志(サエキ)と、ヒロインアルミこと朝比奈あるみ(松岡)を演じている)であり、同番組の連動ラジオをアニメ放送終了後から始めたにもかかわらず3年近くも繰り広げて伝説となったコンビである。さらにこのコンビ、2010年には再びラジオ番組「ガイナックス電波」を繰り広げ、再び3年近く番組を保たせた。そのため、このコンビの固定ファンも多く、彼らからは二人は唯一無二の大親友と認識されている。
そのため、中の人的にもアンリマーとあいこに、このままで終わって欲しくない、というのがサエキ・松岡ファンの偽らざるホンネであったりする。
ちなみに、あいこがアンリマーをフッたとされる時期について『16』中に明言は無いのだが、星野阪神の優勝確定(2003年のシーズン終了)から、交際が始まったコトを考えると、中1の3学期から中2(2004年)の前半にかけてはおそらくカップルとして順調であった(付き合い始めた当初、少なくとも中1の頃はコンビとして息が合っていた事をあいこ自身も本文中で認めている)と推察できる。
その後、このコンビは歯車が噛みあわなくなって、最終的にはあいこがアンリマーをフる結果となるわけだが、実はこの時期を現実の年数に照らし合わせるとサエキの心臓病が悪化して一時引退に追い込まれた時期と完全に一致する。(サエキの休業宣言が2005年の2月)
果たして山田(栗山)氏がそこまで意図していたのかは、作者本人にしか知る由もないのだが、これに照らし合わせるとサエキトモおよびコンビの復活が2010年。つまり少なくとも5年後、アンリマーとあいこが20歳になった時に、2人の復活愛を期待できるのは無理のない話ではあるかもしれない。
関連タグ
作品関連
中の人つながり
あるみさっし(アベノ橋魔法☆商店街のタグ。朝比奈あるみと今宮聖志のカップリング。中の人が全く同じ)