本名 ニキータ・セルゲーエヴィチ・フルシチョフ
生没 1894年4月17日 - 1971年9月11日
ソビエト連邦の政治家、同国の第4代最高指導者。ソビエト連邦共産党中央委員会第一書記と閣僚会議議長(首相)を兼務した。
フルシチョフがスターリンの側近になれたのは、
スターリンの二番目の妻ナジェージダ・アリルーエワ(通称ナージャ)のおかげである。
ナージャの通う工業大学には論敵を次々に論破する耳の大きな太った若者がいた。
後のフルシチョフである。
ナージャはスターリンにフルシチョフを推薦し、定期的に家でナージャと
三人で食事をするようになったのが出世の始まりとなる。
これ以降フルシチョフはスターリンのお気に入りになる。
「こうやって私は生き延びた・・・・・・ナージャの存在は私の幸運の宝くじだった」。
フルシチョフには自分がスターリンと同じ場所にいること自体が信じられなかったという。
半ば神様のように尊敬していたスターリンが目の前にいて、いとも謙虚に
「笑ったり、冗談を言ったり」していたからである。