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ガンダムMk-Ⅲ

がんだむまーくすりー

ガンダムMk-Ⅲ(ガンダムマークスリー、GUNDAM Mk-Ⅲ)は、雑誌企画『Ζ-MSV』など、アニメ『機動戦士Ζガンダム』から派生した諸作品で設定されたモビルスーツ(MS)。
目次 [非表示]

型式番号MSF-007MSA-007)。


アニメ『機動戦士Ζガンダム』において、ティターンズの機体として登場する予定であったが、「モビルスーツが多すぎる」との理由から没になった経緯を持つ(この時点でデザイン作業が行われたかは不明)。


機種リスト

「ガンダムMk-Ⅲ」の名称を持つ機体はエゥーゴ、地球連邦軍、ティターンズの3勢力にそれぞれ存在するが、単に「ガンダムMk-Ⅲ」と言う場合はMSVに公式に組み込まれている「MSF-007」のことを指す。


エゥーゴ(アナハイム・エレクトロニクス社製)

  • MSF-007(MSA-007)ガンダムMk-Ⅲ
  • MSF-007 ガンダムMk-Ⅲ 8号機
  • FA-007GIII フルアーマーガンダムMk-Ⅲ
  • MSF-007 ガンダムMk-Ⅲ "ヴィクセリオス"

地球連邦軍(キリマンジャロ工廠製)

  • RX-166 ガンダムMk-Ⅲ "イグレイ"
  • ガンダムMk-Ⅲ グーファー

ティターンズ(グリプス工廠製)

  • RX-272 ガンダムMk-Ⅲ 1号機 "フリーア"
  • RX-272 ガンダムMk-Ⅲ 2号機 "ハーピュレイ"
  • RX-272 ガンダムMk-Ⅲ 3号機 "デュライ"

以下に各機体の解説を記すが、「MSF-007」を便宜的に「ガンダムMk-Ⅲ(AE)」、「RX-272」を便宜的に「ガンダムMk-Ⅲ(グリプス開発機)」と記載する。


ガンダムMk-Ⅲ(AE)

機体データ

型式番号MSF-007(MSA-007)
所属エゥーゴ
開発アナハイム・エレクトロニクス
生産形態試作機
全高22.0m
頭頂高19.5m
本体重量32.1t
全備重量48.2t
出力2,022kW
推力107,500kg
センサー有効半径11,500m
装甲材質ガンダリウム合金
固定武装ビーム・サーベル×2、ビーム・キャノン×2
携行武装ビーム・ライフル、シールド

概要

メカニックデザイン企画『Ζ-MSV』に登場する、エゥーゴの次世代試作型モビルスーツ(MS)。


新型ガンダム奪取作戦によって、ティターンズから強奪したガンダムMk-Ⅱアナハイム・エレクトロニクス社のフジタ博士が研究し、開発した同機の発展型。型式番号の "F" はフジタ博士の頭文字である。

ガンダムMk-Ⅱのムーバブルフレームは高い運動性と整備性を備えており、Ζ計画で開発されていた多くの新型MSに大きな影響をもたらしたが、機体強度や構造の複雑さが量産に向かないと言う欠点を持ち合わせていた。


そのため本機は構造を単純化し関節部にも素材レベルからの改修を加えた、より人体に近いムーバブルフレームを素体とし、装甲・武装・バーニア系統を機体構造から完全に独立させている。これによってバックパックやスカートアーマー等に設置可能なサイズのオプションであれば、多少オーバースペックなものであったとしても対応可能なペイロードを確保している。また、バックパックには同時期のトレンドであるバインダー型のAMBAC可動肢が装備されており、本機は系譜上ではガンダムMk-Ⅱの発展型に属しながらも、その機体特性はリック・ディアス百式等の運動性・機動性を重視した機体に近いとも言える。


下記の8号機の存在から少数が生産されたと思われるが、実戦を経験した機体はより少ない模様。

なお、後にティターンズが開発したガンダムMk-Ⅳは、アナハイム社との裏取引によって得られた本機の開発データが参考にされている(一説には、本機の開発チームの一部が合流して開発が進められたとも)。


スーパーロボット大戦シリーズにおいては、「R」「D」「64」で登場した事がある。運動性とビームキャノンの性能が高く、改造すれば十分使っていける性能。


武装

ビーム・ライフル

型式番号XBR-M-87A4

元々はデルタガンダムと並行して開発されていた試作品で、アナハイム社製のスネイルタイプEパックとガンダムMk-Ⅱのものと同型のEパックを同時装備したデュアルサプライシステムを採用している。これら2系統のエネルギーを一射で使い果たすようなモードの他、ビーム・ベイオネット機構も装備されているため近接戦闘にも対応が可能となっている。

なお、HGUCではプロトタイプΖガンダムのものと同型のタイプが立体化されている。


ビーム・サーベル

シールド表面に2基を装備。本機の破格の運動性を最大限に活用するために専用品として開発されたモデルで、シールドにマウントしたままでもビーム刃を展開可能な他、牽制用のビームガンとしても運用できる。強力なサーベル刃を展開できるモデルも存在すると設定されているが詳細は不明。


ビーム・キャノン

バックパックに2門を装備。大容量のエネルギーCAPとアクセラレーターを組み合わせたデバイスが基部に内蔵されており、最大出力で連射しても機体本体がパワーダウンしないように設計されている。また照準システムも専用のものが採用されており、使用時にパイロットはトリガー操作のみに集中できる。砲身は大型ビーム・サーベルとしても運用可能とする資料も存在し、HGUCで初めて再現された。


シールド

専用モデルの防御兵装。裏面にEパックを4基、表面にサーベル2基をマウント可能となっている。緊急時には打突兵器としても使用可能。


クレイ・バズーカ

GUNDAM FIX FIGURATIONで装備。背部に追加されたラックにマウント可能。


バリエーション

フルアーマーガンダムMk-Ⅲ

型式番号FA-007GⅢ

メカニックデザイン企画『M-MSV』に登場。

ガンダムMk-Ⅲのフルアーマーモデル

詳細はフルアーマーガンダムMk-Ⅲを参照。


ガンダムMk-Ⅲ 8号機

型式番号MSF-007

メカニックデザイン企画『アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場。

百式に替わるクワトロ・バジーナの乗機として開発された機体であり、そのカラーリングはダカール演説でその正体を明かした事を受けてか赤く塗装されている。この塗装は百式に採用されていたエマルジョン塗装の廉価モデルであり、Mk-Ⅲの高い機動性に対する保険として機能する。

アナハイム社のグラナダ工場で完成後、エゥーゴへの引き渡しのためにサイド2へと輸送中にアクシズの強行偵察部隊と遭遇。輸送部隊に被害が発生したためやむを得ず出撃し、大きく損傷したためクワトロの手に渡る事は無かった。


ガンダムMk-Ⅲ "ヴィクセリオス"

型式番号MSF-007

ホビージャパン」誌上に模型作例として掲載された機体。「ヴィクセリオス」と呼ばれる作例群の第1弾である。

新型兵装試験機として用いられたMk-Ⅲの試作2号機。頭部がガンダムMk-Ⅱに近い一般的なガンダム顔のものに換装されたほか、メガ・バズーカ・ランチャーや新型のビーム・ライフル、ビーム・ウィップやフォールディングナイフといった独自の武装も有する。さらに、以前に「SE計画」で開発された新式ジェネレーターを搭載しているという。

試験の他に実戦評価にも投入されており、グリプス2攻防戦にもエゥーゴを支援すべく参加している。


ガンダムゼルトザーム

型式番号MSF-007SS

アニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するカスタムガンプラ。

ガンダムMk-Ⅲ(AE)をベースに、巨大なランス、左右非対称な腕など一見してベースがわからないほどの改造が施されている。

詳細はガンダムゼルトザームを参照。


ガンプラ

1/100スケールサイズのRE/100が2015年1月24日に発売。2018年6月に8号機がプレミアムバンダイにて受注販売された。


『Re:RISE』登場のガンダムゼルトザーム及びガンダムテルティウムが一般販売された後に1/144スケールがHGUC版で発売されたがプレミアムバンダイ限定品としてだった。こいつと同じ道を辿った訳である。


ガンダムMk-Ⅲ "イグレイ"

型式番号RX-166

大日本絵画発行のムック『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』に登場する地球連邦軍の試作MS。

詳細はガンダムMk-Ⅲイグレイを参照


ガンダムMk-Ⅲ(グリプス開発機)

型式番号RX-272

『PROJECT Ζ』に登場するティターンズの試作可変MS。

1号機には「フリーア」、2号機には「ハーピュレイ」、3号機には「デュライ」というコードネームが付けられている。

詳細はガンダムMk-Ⅲハーピュレイを参照


ガンダムMk-Ⅲ グーファー

ゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ vol.3 エニグマ始動』に登場する地球連邦軍のMS。

ガンダムMk-Ⅱの後継機として連邦軍が量産化した機体。イグレイとの関連性は不明。Mk-Ⅱやアナハイム社のMk-Ⅲで用いられたムーバブルフレームではなく、セミモノコック構造を採用している。

解体直前にウェールズで武装蜂起を起こしたティターンズ部隊の鎮圧に投入された。

連邦軍は、多数の機種の乱立が補給・整備面での弊害となっていたグリプス戦役後のMS配備状況を、汎用性の高い本機へ次期主力機を統一することで解消する計画を立てていたという。


関連イラスト

MSF007MSF-007


関連項目

ガンダム

騎士ガンダム/武者頑駄無真悪参

アーサーガンダムMk-Ⅲ

Z-MSV 藤田一己

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