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バトルロワイアルⅡ

ばとるろわいあるつー

2003年公開のアクション映画。『バトル・ロワイアル』の続編。正式タイトルは『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌(レクイエム)』。
目次 [非表示]

概要

深作欣二、深作健太監督。R-15指定。興行収入18.5億円

2003年7月5日公開。


映画版『バトルロワイアル』の続編。

前作が原作小説の映画化だったのに対し、こちらは完全オリジナル映画という相違点がある。

後述の小説版は映画を基にしており、前作とは順序が逆となっている。


前作から三年後、テロ組織「ワイルドセブン」のリーダーとなった七原秋也と、その抹殺に駆りだされる鹿之砦中学校3年B組の戦いを描くオリジナルストーリー。

テーマは戦争であり、9.11ことアメリカ同時多発テロ事件から混迷する世界情勢の影響を色濃く残している。

アフガニスタンで合流するラストシーンは、実際に現地でロケを行っている。


長崎県の端島(軍艦島)をモデルにした戦艦島が舞台となるが、当時の端島は公立ち入り禁止であった為、廃墟群は県内の別の場所にある炭鉱住宅跡でロケが行われている。


深作欣二監督は闘病しながらの制作だったが、わずかワンシーンを撮影した段階で入院せざるを得ないほどに病状が悪化し、後に死去。

監督は息子の深作健太に引き継がれたため、本作は深作欣二の遺作にして、深作健太の監督デビュー作となった。


2004年には、前作の「特別編」と同様の再編集版『バトル・ロワイアルⅡ【特別篇】 REVENGE』が制作され、同年9月にDVD発売される予定だった。

しかし同年6月に佐世保小6女児同級生殺害事件が発生。加害者児童が『バトル・ロワイアル』の愛好家であったことから、発売は2005年2月21日まで延期された。


あらすじ

BR法に基づく城岩中学3年B組の「殺人ゲーム」において、初の「優勝者以外の生存」を許してしまってから3年。

世界はテロの時代に突入し、七原秋也は反BR法の思想を持つテロ組織「ワイルドセブン」のリーダーとなり、首都庁舎爆破テロを実行。

彼ら「子供達」の更なる報復を恐れた大人達は、BR法同様、全国の中学校から選ばれた1クラスの生徒たちを即席の兵士に仕立て上げてテロ組織と戦争させるという、新世紀テロ対策特別法、通称「BRⅡ」を成立。

その最初の「戦争」の兵士となった鹿之砦中学校3年B組には、かつて七原が「ゲーム」の中で殺した担任教師キタノの娘であるキタノシオリもいた…


主要キャスト


主題歌

「真夜中少年突撃団」STANCE PUNKS


反響

前作が原作準拠の、「中学生が無人島に拉致され、最後の1人になるまで、クラスメイトとの殺し合いをさせられる」というストーリーだったのが、「中学生が拉致され、島に立て篭もるテロリストとの戦争をさせられる」というストーリーに大幅に変更。

また、テロ組織との戦争でありながら、わざと味方戦力を削いだり、言動が一貫しなかったり、後半に突然外国(おそらくアメリカ)が参戦するといった支離滅裂な展開から、前作と比較すると酷評されることが多かった。


酷評の原因となった超展開の理由は、杉江松恋による小説版である程度補足されている。


例えば…


  • どう考えても全滅しやすい「タッグマッチ制」の採用
  • 空からの支給品に何故か「ハズレ」が混じっている変な展開
  • 作戦の足枷になるとしか思えない禁止エリアの続投

…と、目につくものが小説版で追加されたものである程度補足されたのだが、この新世紀テロ対策法に基く作戦自体が裏ではとんだ茶番として使われていた事が判明する。


余談

東映製作ということからか、主要キャストを含めた若手俳優の何人かは、スーパー戦隊シリーズ仮面ライダーシリーズなどの東映ヒーロー作品に出演経験がある、または後に出演している(前作にも何人かいたが、本作は前作以上の人数)。



迫水二尉(特殊部隊隊長)を演じた谷口高史は、前作で七原の父親(七原が中学に入学した日に自殺した)を演じており、本作では七原との戦いの末に死亡した。裏設定ではある理由で七原の父親の顔に整形していたらしい。


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