プロフィール
出身地 | 日本 |
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誕生日 | 1964年7月21日 |
身長 | 175cm |
体重 | 85kg(旧設定:68kg) |
スリーサイズ | B:112 / W:81 / H:85 |
血液型 | O型 |
好きな物 | 武道一般、水ようかん |
嫌いな物 | 蜘蛛 |
特技 | どこでも寝られる、ヒッチハイク |
格闘スタイル | 暗殺拳をルーツとする格闘術 |
主な担当声優
- 石塚堅(ZERO~MSH VS. SF、EXシリーズ、MARVEL VS. CAPCOM 2)
- 森川智之(ZERO3~NAMCO X CAPCOM)
- 保志総一朗(スーパーパズルファイターIIX、ポケットファイター)
- 『スパズル』では新規収録分のみで、石塚氏のものと併用されている。
- 高木渉(III1st・2nd)
- 大川透(III3rd)
- IV以降では剛拳を担当している。
- 高橋広樹(IV以降)
- カイル・エベール(IV以降の英語音声)
- 島田敏(IIのドラマCD)
- 清水宏次朗(ストリートファイターII MOVIE)
- 辻谷耕史(ストリートファイターII V)
- 大塚明夫(よみがえる藤原京)
概要
カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズなどに登場するキャラクターで、格闘ゲーム界の生きる伝説。
1987年に『ストリートファイター』(以下『I』)の主人公、1P側のプレイヤーキャラクター「隆」として初登場する。
本作はそれほど注目されていなかったが、続編である『ストリートファイターII』(以下『II』)以降、不動の主人公キャラとして君臨することとなる。
『ストリートファイターIII』(以下『III』)ではアレックスが主人公という事になっているが、リュウの存在があまりにも偉大だったこと、アレックスの見た目や技構成が主人公らしくなかったこと、キャラ選択時のカーソル初期位置がリュウであること等が重なり、アレックスが「主人公(笑)」というレッテルを貼られてしまったほど。
また、当時の『II』人気と共に一般にも浸透し、未だに格闘ゲームの代名詞的キャラとして認知されている。
その他に「波動拳」コマンドなどといった彼の必殺技を意識して、派生させたコマンドや技が後続の格闘ゲームの定番となっていき、その影響たるや凄まじいものがある。
今や彼はロックマンと並ぶカプコンの看板キャラクターとなった。
容姿
ぼさぼさで無造作な髪形をしている。髪の色は黒もしくは濃い茶色(『I』のみ赤)。体は均整のとれた筋肉をしている。
赤い鉢巻(『I』・『ZERO』シリーズでは白い鉢巻)に、白い道着、手には赤の篭手(グローブとされることも)を嵌めている。足は素足である(『I』のみ赤いクンフー靴を履いていた)。また過酷な修行の為道着はボロボロであることが多い。
性格
実直で誠実、常に自分より強い相手を探し求め、「真の格闘家」を目指して世界中を放浪している。
真面目すぎるため、ときとして冗談が通じなかったり、空かされたりもする。
良い意味でどこまでもストイックであり、自分を貫き通し、他者の強さを尊重する姿勢から、作中に登場する多くの人物に影響を与えている。
一方、高すぎる格闘家としての資質から「殺意の波動」に悩まされることもあり、このことから豪鬼に同族として死合うことを目的に付け狙われている。
また、シリーズによってはこの格闘家としての高い資質から、ベガにも新たな肉体の候補として狙われたことがあった。
後述の外部出演作品で数多くの世界を見ている所為か、各異世界に飛ばされたり、同業者はもちろんだが人外、モンスター、神、妖怪、魔法使い、超能力者、超人を見ることには慣れきっている。
そのため多少の超常現象には動じず、あわよくば普段できない修行やまだ見ぬ強者と対戦できたり、共に戦って行動したりと嬉々として異界を満喫するほど図太い神経の持ち主でもある(中にはアクションゲームや格闘ゲーム出身ではないキャラも居るが…)。
性能
主人公らしく、攻守ともにバランスが取れた扱いやすい性能を持つ。
「初心者から上級者まで」と紹介されることもあるが、『II』稼働当時はコマンド入力式の必殺技は初心者には難しく、特に昇龍拳コマンドは格ゲーを始めた者が最初にぶつかる壁とも言われていた。
初心者でも技を出しやすい、扱いやすいという意味でなら、溜め式・連射式の技を持つガイルや春麗の方が当てはまるが、本作においては、やはり瞬間的に技を出せるコマンド入力式のキャラを中心としたゲームバランスになっているため、リュウのような波動昇竜キャラでスタンダードな戦い方を覚えた方が、その他のキャラの強み・弱みもよく理解でき、持ちキャラを変更することもたやすい。
このため、「初心者向け」というよりは、「初心者がまず慣れておくべきキャラ」という方が正確である。
バランスが良いということは逆に言えば突出した強さが無いとも言えるため、ゲームの腕前が強さに反映されやすいキャラでもある。
リュウのホームステージ
リュウのステージは日本で、朱雀城という架空の城が舞台となっている。
詳細はリンク先を参照。
初代ストⅡでは夕方で左右に風林火山の看板が設置されている。ダッシュとダッシュターボは夜でスパⅡとスパⅡXは昼間となっている。
ZEROでは日本の町中の路上で、ZERO2では夜の雪が積もった朱雀城の見える丘となっている。
人間関係
親友であり、同門の終生のライバル。
リュウの赤い鉢巻は彼の髪留めのリボンをもらったのが始まり。それ以前は白い鉢巻だった。
ムエタイの帝王。
当初は自分を倒したリュウを憎んでいたが、戦いを重ねるごとに考えが変わり、後に良き友となる。
アメリカ空軍少佐。
初登場時(ストⅡ)のプロフィールに「嫌いなもの:日本でリュウに食わされた納豆」と表記されており、詳細は不明だが何らかの交流があったらしい。後続作品でありながら時系列上は過去にあたる作品(ZERO3)ではこれが無いので、おそらくはその間の時期の出来事だと思われる。逆に時系列上ストⅡよりも後の話になるストⅣ、ストⅤには当然「嫌いなもの:日本でリュウに食わされた納豆」と記載されている。
リュウに憧れている女子高生。
技が似てないこともないサイキョー流の使い手。実はリュウやケンの師匠である剛拳に師事していたため、一応リュウ達の兄弟子にあたる人物(ただし、父の仇であるサガットへの憎しみを理由に破門されているためリュウ達との直接の面識はなかった)。本人同士の面識はなかった癖に剛拳にさくらやサガットとリュウと深い関わりのある人物とはわりと関係性が高い。
リュウの強大な力と肉体を付け狙う、犯罪組織シャドルーの総帥。
最も因縁のある宿敵。
師匠。当初は豪鬼に殺されたと思われていたが、後に生存が判明した。
暗殺拳の開祖で、剛拳の先代。
代表的な技
特殊技
鎖骨割り
しゃがんでいる相手に向かって打ち下ろすパンチで、中段攻撃(しゃがみガード不可)。
鳩尾砕き
突き出しボデイーブロー。
必殺技
両手で練った気を前方へ放つ技。
灼熱波動拳(ファイヤー波動拳)
炎を纏った波動拳を放つ。
拳を突き上げて飛び上がる技。
空中で回転しながら蹴りを連続で繰り出す。
上段足刀蹴り
『III』などで実装。足の側刀部分で踏み込みながら蹴る。
スーパーコンボなど
真空波動拳
波動拳を複数重ねて撃つ技。作品によって3~6回ヒットする。
『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズや『タツノコ VS. カプコン』などではビーム状になっている。
滅・波動拳
『ストリートファイターIV』(以下『IV』)におけるウルトラコンボ。
真空波動拳の強化版で8回ヒットする。
カプエスの殺意リュウの同名の技とは別物。
電刃波動拳
電気を帯びた波動拳を放つ。
通常の波動と殺意の波動を層状に練る事で電気を生じさせているという設定。
『III』では溜めが可能なガード不能技で最大5回ヒットし、特大な気絶値を与える。
『V』では純粋に真空波動拳の上位版として扱われており、7回ヒットする。
『スーパーストリートファイターIV』(以下『スパIV』)では剛拳が使用。
真空竜巻旋風脚
竜巻旋風脚の強化版で、その場で高速回転をする。
気合いを込めたショートアッパーの後、逆の腕による昇龍拳で打ち上げる。
リュウの使う技の中では最も威力が高く、彼を象徴する技となっている。
滅・昇龍拳
『ZERO3』では踏み込んでの肘打ちから昇龍拳に繋げる技で、初段が遠い間合いでヒットすると真・昇龍拳に変化する。
『スパIV』では真・昇龍拳を表裏反転させたような技だが、拳に黒い波動を纏っているなど細部が異なり、一発が重い。
キャラ性能
- 初代ストリートファイター
この頃はリュウが1P側でケンが2P側固定(キャラの選択は不可能)で性能は同じ。
- 無印版ストリートファイターⅡ
この頃でもケンとの性能はほぼ同じ。
波動拳の硬直が長め、竜巻旋風脚でダウンを奪えない…等で弱キャラの位置づけであった。
さらに詳細な事はこの動画を参照。
- ストリートファイターⅡ´
この作品からケンとの性能の差別化がされていく事となる。
波動拳の硬直を短く、竜巻旋風脚でダウンを奪える等の調整が施された。
- ストリートファイターⅡ´ターボ
さらに改良が加えられた。
詳細はこの動画を参照。
外部出演
『CAPCOM VS. SNK』『NAMCO X CAPCOM』『PROJECT X ZONE』など、クロスオーバー作品にも当然のように登場。
これらの作品で数々の世界を渡り歩いてきた経緯から分かる通り、かつて一時代を築き上げた格ゲーの主人公達とは軒並み知り合い状態となっている。
「このままいけばリュウを中心にスーパー格ゲー大戦ができるんじゃないのか」などと冗談半分に言われたりすることも。
大乱闘スマッシュブラザーズ
第4作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』から参戦。
『スマブラ』シリーズとその原形である『格闘戦士 竜王』は、複雑化に向かおうとしていた対戦格闘ゲームに対するアンチテーゼとして制作された作品である。
そんな『スマブラ』に対戦格闘ゲームの代名詞である『ストリートファイター』のリュウが参戦したのは、ゲーム界にとっても大きな衝撃だったといえるだろう。
桜井氏曰く「ストⅡテイストで作った」とかなりこだわった作りになっており、攻撃を振りかぶった時や打撃・ガード時のSEがSFC版『Ⅱ』仕様、ジャストシールド時のSEと構えが『Ⅲ』のブロッキング、下必殺ワザが『Ⅳ』のセービングアタックになっているなど、『Ⅱ』のリュウをベースに原作の様々なシリーズであった要素が忠実に再現されている。
詳しい解説はリュウ(ファイター)を参照。
#俺より強いヒーローに会いに行く
NHN×ドワンゴにより共同開発されたTPS(三人称視点シューティング)リアルタイムオンライン対戦ゲームの『#コンパス』にも、ストリートファイターVとのコラボとして春麗と共に参戦。
リュウのユニットはアタッカーとなっており、攻撃に特化したアタッカーで使い勝手のいい仕様となっている。
弱点は足がやや遅めで通常攻撃の性能が他アタッカーより劣っている事。
鳩尾砕きやローキックなど、攻撃モーションも『ストV』の再現となっている。
それぞれ「近」のカードでは昇龍拳、「連」のカードでは上段三連撃、
「遠」のカードでは波動拳、「周」のカードでは竜巻旋風脚を繰り出す。
アビリティの「この道を進むのみ!」は近・遠・周・連の全てのカードの攻撃力を約1.07倍と強化され、デッキの組みやすいアビリティとなっている。
ヒーローアクションは原作シリーズにも存在する「腰を低く構え、気を高める」動作。
発動から約0.1秒間は気を溜める必要があるが次に発動する近・遠・周・連カードのダメージの倍率が約1.1倍強化され、さらに上記のカードを使用するまで移動速度がアップする。
なお、この効果はカードを使用するかリュウが倒されない限り解除されないようになっている。
ヒーロースキルは原作のクリティカルアーツ「真空波動拳」。
前方遠距離で放ち、一撃のダメージを与える。発動も早く、当てやすい。
パワーレンジャーシリーズ
海外にて配信されている『パワーレンジャー:レガシーウォーズ』で、春麗と共にまさかのレンジャー化。
声は『ストV』の日本語音声を使用。
ショート映像では、レジェンド中のレジェンドであるトミー・オリバーからパワーコインを渡された事で、レンジャーへの変身能力を得る。
初代パワーレンジャー(ジュウレンジャー)と同じ変身プロセスを行ってレンジャーの姿に変身した。
変身コードはクリムゾン・ホーク、変身名は「リュウレンジャー」(ダイレンジャーのリュウレンジャーとは関係ない)。
さらに同シリーズを題材とした格ゲー『バトル・フォー・ザ・グリッド』にも参戦。声は英語音声での新録になった。
変身名は「クリムゾンホークレンジャー」に改められている。
レンジャー時の姿は胴着をイメージした白いスーツに金色のプロテクターを装着し、赤いグローブを填め、マスクはタカをモチーフにしている。
技などはお馴染みの波動拳や竜巻旋風脚、昇龍拳に加えて、マスクのモチーフとなっているタカを取り入れたオリジナルの技が追加されており、
中でも鷹型の気弾を放ち、その気弾が方向転換してもう一度攻撃する「Taka Hadoken」「Hanto Hadoken」が印象的。
余談
人生最初の昇龍拳
洗濯物を乾かしている時に無意識に高く跳んだら、それが昇龍拳だった。
朱雀城でケンが乾かしていた洗濯物が風で飛ばされた時に、地上から城の屋根まで高く跳んでいる。
その時の状況を剛拳師匠に教えると怒られたという思い出話を、リュウがケンと話している描写がある。
(以上、中平作の『ストリートファイター RYU FINAL』より)
名前の注意点
創作では人物名としてよく使われる傾向に有り、「リュウ」だけで検索すると他作品の同名のキャラが多く引っ掛かり、同じカプコン作品でリュウという名前を持っている、もしくはリュウちゃんと呼ばれたことの有る主人公キャラクターが2人も存在する。
また「コウリュウ」のように部分検索として引っかかってしまう場合もある。
殺意の波動に目覚めたリュウ
文字通り「殺意の波動」に目覚め、波動に意思を乗っ取られて暴走したリュウ。
詳細はリンク先を参照。