概要あぶねー!
2011年箱根駅伝の最後の見せ場、シード権争いは実に4人が3つのシード枠を争うという非常に激しいデッドヒートを繰り広げていた。
4人の選手のうち、先頭を走っていたのが國學院の1年、寺田選手だったのだが何を勘違いしたのかゴール手前で中継車を追いかけ右折してしまい大幅に順位を下げてしまう。このまま手前の城西大学を追い越せなければ國學院としても初の箱根シードを逃すという超絶望的な状態の中、寺田選手は気合と根性で城西大学を再度抜き去り何とか10位でゴールイン、無事シード権を獲得した。後続の城西大とは僅かに2秒差だったのだからいかに2011年の箱根がデッドヒートだったかがうかがい知れる。
その時、無事にシード権を獲得した寺田選手がゴール直後に倒れるもすぐに起き上がり、あのソースよりも濃い顔で叫んだ雄叫びが「あぶねー!あぶねー!」なのである。2011年の往路の主役が山の神・柏原竜二なら復路の主役は間違いなく笑いの神・寺田夏生であろう。