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猪八戒の編集履歴

2014-01-15 18:14:11 バージョン

猪八戒

ちょはっかい

『西遊記』に登場する豚の妖怪。または、それを元ネタにしたキャラクター。
  1. 西遊記』に登場するの妖怪。本稿で解説。
  2. 最遊記』に登場する妖怪。→八戒
  3. ギャグマンガ日和』に登場した、西域に向かう途中で他の仲間達の食料になった豚。

概要

元は天界の水軍を率いる高位の神将「天蓬元帥」(てんぽうげんすい)。

ある時、天界で行われた大規模な酒宴の席にて泥酔し女犯を犯すと言う失態を仕出かし、天帝の怒りを買って下界に追放されてしまった。その折、誤っての胎内に宿ってしまった為に半人半豚の妖怪として転生してしまい、自暴自棄になって母豚を始め、多数の人畜を殺して貪り食い続けた。

然し、観世音菩薩に拠って教化され、後に三蔵法師の弟子となって取経の旅をサポートした。


三蔵法師の弟子になる前は人間世界で大金持ちの入り婿になっていた経験がある。また人食い妖怪として暴れていた頃にも女妖怪と夫婦の契りを交わしており(その女妖怪は作中では既に死んでしまったらしき描写がある)、三蔵一行では唯一の結婚経験者。

出家してからも女色と食欲には勝てず、時にはそれが原因でトラブルを招いても居るが、一方で兄弟子の孫悟空と共に、行く手に立ち塞がる百鬼妖魔を退治するのに大いに力を顕した。


取経が成った暁、釈迦如来も八戒の食い気には特別な配慮を施し、仏事の供え物を清める仏である「浄壇使者」の称号を彼に与えている。


備考

「八戒」の意味

「猪八戒」は俗名・渾名のようなもので、本来の法名は「猪悟能」(ちょごのう)と言う。「八戒」の名は三蔵法師がつけたもので、彼が三蔵法師に弟子入りする直前まで仏教で忌み嫌われた八つの生臭物(五葷三厭・・・ごくんさんけん。“五葷”は強い香りと辛味のあるニンニク・ニラ・ネギ・ラッキョウ・野蒜の五つの野菜、“三厭”は 天上の雁、地上の狗、水中の烏魚を示し、即ち獣肉・鳥肉・魚肉の事)を口にせず戒律を守った事を褒め称えての命名である。


武器について

猪八戒の武器のような打撃武器の一種『(ハ)』いうもの。

彼の持つ「上宝沁金の鈀」は、彼の太上老君自らが"神氷鉄"と呼ばれる金属から鍛えた逸品で、八戒が天蓬元帥に昇進した際に天帝から下賜された珍宝。

劇中ではもっぱら打撃武器として使われるが、その真の性能は『一振りで火炎竜巻激流を起こす』という宝貝顔負けの超兵器だったりする。

ただ、こんな超兵器も悟空の石頭には勝てなかった。老子ェ……。


性格

偵察中にお昼寝をするなどコミカルな立ち位置にあるためか、「おバカ」「天然」「怠け者でドジ」とされていじられがちだが、意外に知勇兼備な一面もある。

文献にもよるが悟空が気絶した時に気合いを入れて蘇生させたり、婿入りの時に詩経の一句を諳んじるなど知識も豊富。また、嘘も方便とばかりに敵の魔王にハッタリをかまして相手をまんまと騙したり、出て行った悟空をワザと怒らせてメンバーに戻した事もある。また、力仕事の腕前は随一と言える実力者であり、彼の勤勉さに惚れた舅と嫁に頼まれて結婚したと言う説もある。

善き家庭人と言う面もあり、パーティ解散を唱えては帰ろうとする。三蔵に悟空がこき使われるのに同情した部分もあるが、奥さんに会いたいからと言う切実な面もある。後世の人によって書かれた「後西遊記」では猪一戒と言う子供がいると言う話が出てくる。



関連タグ

西遊記

妖怪

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