人物
夢で未来を予知する『夢見』という能力を持つ謎の少女(?)。
国会議事堂の地下に存在するお堂に緋炎、蒼氷という2人の従者と共に住み、夢で見た未来をお堂に訪れた時の政治家たちに告げる巫女的な役目も持つ。
盲目で聾唖、また歩行も出来ない為、他者とは思念(所謂テレパシー)で直接脳に訴えかけるように話す。
見た目は10代に見えるが、長い間、夢見として存在する為、正確な年齢は不明。
天の龍たちとの関係
『人の未来を守る』ため、夢見として天の龍たちのサポートをしている。
夢で『神威が東京に帰ってくる』事を知り、天の龍たちに彼と接触を図るよう告げ、警戒心から一悶着あったものの、己の住まう堂へと招き入れることに成功。
そこで彼の母親・真神時鼓の死の真相、『神威』という存在と役目、『天の龍』と『地の龍』のことなどを話すのだった。
実妹・庚との関係
実妹に庚がいるが、彼女は『人の未来』よりも愛する姉・丁の『夢見としての生からの解放』を願っているため、それを望まない丁自身との思想の違いから敵対。
『決して外れたことのない夢見』である丁の夢が外れれば、お堂から解放され自由に生きていけるという考えの元、庚は地の龍と地の龍の神威を集めてしまった。
外見
外見年齢的には、譲刃と同い年か少し下に見える。
平安時代のような和服を着用している。己の身長を優に超えるであろう長い髪の色は白髪で瞳の色が赤眼と色彩的にはアルビノ。
裏丁
地の龍との長く激しい戦いに次々と死していく天の龍と地の龍―。
血が流れていくのに、夢見でしかサポートのできない無力な己に次第に苛まされていく。
そんな中で何度も夢に出てきては、「そんなに辛いのならその体を【私】に明け渡せ」と迫るもう一人の丁に精神を徐々に蝕まれていく。所謂、二重人格。
裏丁の人格は、主人格である本来の丁とは真逆。
実は神威に殺されたがっていた主人格とは違い、何よりも己が大事であり、己の死を極度に嫌っている。己の死が回避出来るのであれば天の龍を陥れ、殺そうと画策することにも何の躊躇いも感じないほどの傲慢で我儘で身勝手さを持つ。
因みに裏丁に取って代わられた主人格は夢の中の檻に閉じ込められており、人格が交代した事実を天の龍の面々は知らない。
TVアニメ版ではナイフを自分に刺すことで裏丁を自らと共に消滅させ、神威に願いを託し、「貴方を信じさせて」と遺言を残し彼の腕の中で息を引き取った。
それと同時に神剣の封印も解かれ、神威はそれを手に最後の決戦へと向かった。