概要
ガンダムXをベースに関西ブロック優勝者ヤサカ・マオが作り上げたガンプラ。
分類的には「ガンダムX強襲戦闘仕様」とのこと。
メイン武装としてサテライトキャノンを強化した「ハイパーサテライトキャノン」を装備しており、その圧倒的破壊力はまさに魔王の名にふさわしいものである。
「魔王」の名称は、マオがその絶大な攻撃力と自身の名前をかけたダブルネーミングである。
全身にはエネルギー変換装置兼用の推進器「リフレクトスラスター」を配し、V2ガンダムのミノフスキー・ドライブのようにプラフスキー粒子を圧縮して衝撃波のように放出する事も出来る。
なお、ハイパーサテライトキャノンはサテライトキャノンと違い逆手持ちになっており、背中の支持アームを介してフレキシブルに可動する為広い射角を有している(本来の肩に担いだ構えも可能)。
このため、理論上は薙ぎ払うように撃つことも可能で、僚機と協力すれば真後ろに発射することも可能な優れものである。
また、リフレクターも通常時はL字ではなくV字に折りたたまれている。
このハイパーサテライトキャノンのエネルギーは、原作通りのサテライトシステムの他に、ソーラーシステムによって充填することができる。
厳密には太陽光ではなく、フィールドのプラフスキー粒子を吸収しているのだが、それを背中のリフレクターに搭載されたソーラーパネルで実行することによって、月からのマイクロウェーブ無しに発射することを可能としている。
更にハイパーサテライトキャノン損壊時には、奥の手としてソーラーシステムとサテライトシステムのエネルギーを大型ビームソードに送り込む「魔王剣」を用いていた。
一応第17話の戦闘シミュレーションのシーンでは、サテライトシステムを介してハイパーサテライトキャノンを撃つ場面もイメージされており、全くサテライトシステムを使わないというわけでもないらしい。
ハイパーサテライトキャノン以外の武装として胸部バルカン、シールドバスターライフル、大型ビームソードなどベースとなっているガンダムX用の装備をひと通り揃えており、またバックパックにビームサーベル用のホルダーが増設され、肩と脚部にオプション装備用ハードポイントが内蔵されている。
デザインは機動新世紀ガンダムXでベルティゴ等敵MSのデザインを担当した石垣純哉氏が担当。魔王のネーミングも「ガンダムとして違和感のある名前が作品を楽しむためのスイッチになれば」と同氏が考案したものである。
プラモデルはHGAWガンダムXのリデコとなる。