概要
その正体は始末屋として働くドMのメス豚くノ一。名前は「あやめ」だけど「さっちゃん」。これは幼少期「猿」と呼ばれていた彼女を不憫に思った友達が「さっちゃん」と呼んだことに由来している。
作者の空知英秋曰く「一番扱いづらいキャラ」。だが、「恋人にするならさっちゃん」らしい 。
元・幕府お庭番衆の一員であったが、組織が解散したため現在は悪党専門の始末屋をやっている。
普段は優秀な仕事人だが、眼鏡がないと何も判別できない超近眼で、何かしらの反動で眼鏡が外れると、途端に言動が生真面目な天然ドジっ子に変わってしまう。
ちなみに”始末屋”なんて物騒な仕事をしているためか住居を転々としており、毎回違う場所に暮らしている。
第2回人気投票では26位を獲得し、あろうことかジャスタウェイにランク負けするという快挙を達成した。第3回では20位に上がったが今度はパンデモニウムさんに負けていた。さっちゃんェ…。
ドMへの目覚め
とある仕事の失態を帳消しにすべく、追手に追われていたときに万事屋に転がり込み、そこにいた坂田銀時を口八丁で丸めこんで失態の帳消しに巻き込む。しかし最終的には銀時にすべて見透かされたうえで助けられ、銀時に惚れてしまうのであった。
ついでに、その一件で銀時に付きまとって行動していた際に散々銀時に罵倒された結果、どういう訳かMに目覚めてしまい、以後も銀時と会うたびに自分を罵るよう要求してくる。
ただし、この性癖はほとんど銀時限定であり、ほかの男に対しては辛辣、場合によっては逆にS臭い切り返しをする。
性格
正義感は強く、通すべき筋はたとえ銀時の前でも押し通す。自身の仕事には誇りを持っており、金勘定で動くことはない。また割と感情的になりやすい一面もある。
好物は納豆。食べるばかりか攻撃にも使う。食べ物は大切に。
当人曰く「仕事とプライベートは使い分ける方」らしく、本人の中に『始末屋モード』と『メス豚モード』というスイッチがあるらしいが、場の空気・感情・状況に流されやすく、すぐに切り替わってしまう。
こうしたちょっと残念な美人さんゆえに、当然ながら銀時からはまったく相手にされていない。
ゴリラ同様ストーカーとしてちょくちょく登場する。だが出てくるだけでその後物語に絡まない事もザラ。
それにもめげずに仕事の暇を見つけては、影から銀時を付け回しているようである。ついでにいうと、よく銀時と一緒にいる志村妙を一方的に目の敵にしており、妙も女のプライドがあるのか事あるごとに二人で競り合っている。また、月詠篇以降は月詠も恋敵としてみなしており、人気投票で負けたことをネタに突っかかる事が多いが、バレンタインで協力したり忍者講習に誘ったりと仲の良さ・懐の深さも垣間見える。
バレンタイン編ではドM方向でばかりアプローチしていたためか、今更正攻法のアプローチをしようとすると逆に恥ずかしがってテンパる一面もある。後にも先にも基本的にかなり我が強いさっちゃんが一番テンパってたのがこの回だったりする。
漫画とアニメでの違い
漫画では作者も言うように「扱いづらいキャラ」なので、出番は控えめで登場すると暴れ回るものの、そこまで目立つ方ではないキャラクターであった。おまけに登場人物の中でも戦闘能力はかなり高いのだが、ガチでの戦闘シーンが書かれることはほとんど無くあるとしてもギャグが混ざってしまう。
アニメでは声優の小林ゆうの熱演により、視聴者にその変態っぷりが印象づけられ、かなり目立つキャラクターになっている。