概要
暗殺組織「アサシン」の首領。元々は特に取り柄もない下っ端のチンピラだったが禁断の秘術「卑・泥獄墜法第五法・触精影陣」を用いて、自らの視力と引き換えに意思を持つ影「エディ」と契約。その力によって先代のスレイヤーが去った後、組織のリーダーとなった。禁呪を提供したのは終戦管理局であり、その繋がりから組織が世界的な物になったのと比例してザトー個人の影響力も拡大していった。
当時、孤児であったミリア=レイジやヴェノムを救っており、かれらとは師弟関係でもある。ミリアとはかつて恋仲だったが、ミリアの裏切りによって関係は破綻し、愛憎混じった複雑な関係になっている。一方、処分寸前だったヴェノムの才覚を見抜き、その命を救ったため彼からは厚い忠誠を抱かれている。
GGで戦闘を繰り返すうちにエディに体を乗っ取られ、Xで心身共に衰弱し死亡する。その後、「Xrd」で元老院によって蘇生され、エディと共に復活を果たした。
キャラクターのモデルとなったのはサスケ忍伝から。また名たんていカゲマンの影響からも影響をうけている。名前の由来は座頭市(いち=わん)と思われるが明言はされていない。
性格
およそ同一人物とは思えないほど、作品ごとの性格にブレがある。元々小心者という設定のためか、感情が移ろいやすいのも原因かも知れない。
GG→自分の暗殺術に絶対の自信を持ち、事ある毎にその強さに酔いしれ、ひけらかすような発言を繰り返す。大会を主催していたテスタメントに騙されたと知った際には「話が違う」と激しく動揺し、エディに体を乗っ取られた際には死にたくない!助けてくれ!と悲痛な叫びを発している。エディには精神の弱い人間と評されている。
X→ヴェノムの参入により、組織では叩き上げだったため同じ境遇の人間には優しいという設定が付加された。エディの中で衰弱しながらも、ミリアに謝りたいと一心に願っている。ストーリーモードでは求めていたのは力ではなく安らぎだったとその心境が描写されており、その結末ではミリアのためにエディを巻き込んで自害するという物まであった。
XXでは完全に死亡しており、一切登場しない。
ドラマCD→組織の掟を絶対とする一方で、状況によって柔軟な判断が下せるなど優れた指導者として描かれている。GG以前の時間軸のこの作品でも何故かミリアに裏切られているが、その時にも決して激昂する事なく彼女と穏やかに接しており、のちのストーリーとの矛盾も感じさせる。またミリアとはキス、ベッドシーンのような描写が幾つかある。
Xrd→黄泉の世界であらゆる事を経験したため性格が変わっており、全てに対して興味や感動を覚えない達観した性格となった。物事に対して「どうでもいい」と口癖のように繰り返しているが、唯一ミリアに対しては僅かに感情を見せている。同作のプロフィールでは、生前のザトーは静かな物腰でしたたな思慮を巡らせる人物と記載されている。
担当声優について
当初はザトーが自我を取り戻して、エディが去ると言うエンディングが予定されていたものの、担当声優である塩沢兼人が2000年に逝去した為、ザトーも合わせて死亡する事になった。Xにおいては塩沢兼人がザトーとエディの二役を演じていたが、XXではエディ役として子安武人が起用されている。後に発表されたドラマCDやXrdにおいてもザトーは子安が演じている。
プロフィール
身長:181cm
体重:68kg
出身:スペイン
血液型:A
誕生日:1月28日
趣味:花言葉を言い当てる→花言葉を言い当てることだった(Xrd)
大切なもの:プライド→プライドだった、ミリア(Xrd)
嫌いなもの:女→女、ミリアだった(Xrd)
所属:アサシン
性能
リーチの長い通常攻撃、地面からドリルを出すインヴァイトヘルなどの設置技を駆使しての中・遠距離線が得意。影を地面に走らせ、合計3回まで地面から影の腕を伸ばすクライムダークネスは後のエディ召喚を彷彿とさせる。6Kは闇かかとと言う名前の特殊技であり、X以降は無名の特殊技に変化したが、闇かかとと言う名称はその名残で現在もたまに使われている。
Xにおいてエディ召喚が追加され、戦略に幅が広がった。詳細はエディを参照のこと。
BGM:Black Soul