概要
CV:遊佐浩二
天界の桃源郷に住む、森羅万象を知る吉兆の印の神獣。一人称は「僕」。
漢方の権威で生薬に精通しており、漢方薬局「極楽満月」を営む。桃タローの上司で師匠。
白衣(給食当番っぽい)を纏い、右耳に古銭の耳飾りを付け、目尻に鬼灯と同じような紅の化粧をしている。
薬局を営むプロの薬剤師として、薬の知識については万能と評される程だが、一方で大変な女好き。
訪れる女性客には愛想を振り撒き、美女がいると聞けば仕事を放ってすっ飛んで行き、店舗兼自宅に持ち帰る女は毎度変わる程。衆合地獄の妓楼では大枚を叩いており、既に上客扱いされている。また、弱いと分かっているくせに毎回美女と酒に溺れるなど、極めてだらしない部分がある。一応、人妻には基本的に手を出さないらしい。
漢方に手を出したのも、女の子と遊びまくってたら体がもたなくなって「元気になる薬」を作り始めたのが切っ掛けという、なんともがっかりな理由。その他も色々、彼の行動理由には「女の子と云々」が付随する。
チャラい性格だが、一応格の高い神獣。人語を操り、この世の森羅万象に通じているといわれる。
中国の神獣なので、中国語を話すこともある。
本来の姿は、白い長毛で覆われた牛のような体と、顔に3つと胴の左右に3つの合わせて9つの目、一対の角を持っている。この姿だと飛ぶことも可能。ちなみに隠れてはいるが、ちゃんと人型の時でも角や目が複数ある。三角巾で額を覆っていないのはそこに一因する。
獣の姿では女の子と遊べないため、普段は人の姿をしている。
彼の獣の姿は現代に残る白澤図と大差があるが、そこには色々大人の事情じゃない理由があったりする。
人型の時の彼は、周囲の反応を見ると、一応整った容姿を持っている様である。
ただ、己のファッションセンスは皆無。
(1巻の鬼灯と共に審判をした際や回想などでは漢服のような服を着ているが)
酒にそんな強くなく、辛いものが好き。
聡明で森羅万象に通じているインテリ(万物を知る神獣)だが、
いい加減な性格が表れるように壊滅的な絵心を持つ。そして自分で気付いていない。
道教に通じる神獣であるためか、「絵に書いた物を実体化させる力(術)」を持つ。
彼の絵心にかかれば、可愛い猫だって・・・・・・。
和漢薬の研究をしている鬼灯とは、主にその点で顔を合わせることが多い知り合い。
黒髪に特徴的な釣り目といい、初めて見比べた桃タローが「親戚か?」と尋ねるほど、容姿は酷似している。身長は同じ185cmだが、がっしりとした鬼灯と違い、白澤はひょろっとした痩せ型。性格でも、主たる部分が違えどそれ以外の点では鬼灯と似通った部分が多い。
その所為か否か、二人の仲は会う度にガン付け合うほど極めて悪い。ただ、どうにも鬼灯の方から手を出すことが多いような・・・そして白澤が勝てた試しは・・・。
元々は何とも無い普通の間柄だったが、あることを切っ掛けにその仲は最悪に陥ったという。
しかし、それ以前からも結構因縁があったり・・・。