「でもね、ばれちゃっているんですよ…暴走スイッチの件‼」
演/小林正寛
概要
ワームから人類やネイティブを護るために結成された組織『ZECT』を影で掌握する真の支配『ZECT評議会』の恐らく中心人物と目されるネイティブの1人。
本来の姿はサナギ態であるが、普段はスカジャンを来た恰幅の良い大柄の男性に擬態しており、誰に対しても物腰低く、非常に友好的かつ親しげに接してくるが、その本性は冷酷かつ非情な性格であり、ネイティブが人類に牙をむくことを察知していた日下部総一と加賀美陸が密かにマスクドライダーステムに組み込んでおいたワームを完全撃滅する“暴走スイッチ”『赤い靴システム』の事も既に聞き及んでいたらしく、存在を隠すためにあくまでも下について働く意思を示した陸を放逐したほか、48話で緑の液体と化したワームの死骸を路傍の石の如く平然と踏みつけたことからもその事を窺い知る事が出来る。
そのほか、激昂し本性を見せると口調がドスの効いた声へと変化する。
最後まで成体になる事なく退場したため、その戦闘力は未知数であるが、他者を口で丸め込んで先導する話術に長け、人類をネイティブ化するネックレスをワーム感知能力を有するネックレスとして一般に配布し、地球全人類をネイティブ化することで自分達の支配下に置こうというワームたちよりも狡猾な方法で地球侵略を企てており、そのために「人間とネイティブの共存」目指すとうそぶくき、新を丸め込んで自分の真の目的を察知した天道と同士討ちするように仕向けるなど老獪な一面をも持つ(しかも力推しで同じことを推し進めていたワームを見下していたかのような発言もしている)。
最終的にその目論見は天道と新たに阻まれ失敗に終わってしまい、最強の刺客であるグリラスワームをも失いはしたものの、その戦いで疲弊しきっていた所を見計らい、2人に襲い掛かるが、同じくサナギ態の姿となった仮面ライダーダークカブト=擬態天道総司に捕縛されてしまい爆発し炎の海と化したZECT本部に引きずり込まれ、運命を共にした。
余談
物語の黒幕的存在であり、仮面ライダーカブトのラスボス的ポジションと捕えられなくもないが、ポットでの余りにも呆気ない最期だったため、ラスボス扱いにして良いかどうか微妙なキャラである。