概要
世界各国でその土地々々に合わせたあらゆる刀剣類を用いて行われる武術の一つ。ただし欧州等海外の物は伝承者が完全に居なくなり当時からの技術が途絶えた物も多く当時の出版物や絵画等を解析し「復元ないしは再現」した物も少なくない。
日本では
刀術という名称もあるが、『本朝武藝小傳』など極少数の江戸時代の文献に使用されているが定着はしなかった。
日本の剣術と世界各国の剣術・刀術を比較すると、刃長60cm以上の刀を両手で持ち、互いに盾を用いずに戦うという形式は珍しく、中世にドイツやイタリアで両手剣による剣術が挙げられる位である。また日本はこの手の「古式武術」の流派が多種現代に連綿と伝承されている物が多い事も特徴である。
日本の主な剣術流派
柳生新陰流
示現流
北辰一刀流
神道無念流
天然理心流
小野派一刀流
二天一流
天真正伝香取神道流
海外では
一般的に知られているのはオリンピック競技でもありスポーツ化した西欧版剣道「フェンシング」であるがこれら以外にもドイツ式剣術やマルタ島式古流レイピア術などが存在する。
ただし先述の通り、海外では文明・文化の消失の折に失伝した物も多く、また再現しているのは現地の「歴史学者」などが多い為か「剣術」のみの括りよりは弓術・馬術等他の武器操術を含めた「武術」として紹介・説明されるケースが多い。