他人の痛みなど、私は感じない。他人の悲しみなど、私は感じない。
クラスはその名の通り、災いを招く者。
エーギルを用いて「モルフ」を開発、自らの私設軍団としている。そして腹心の部下、ソーニャをブレンダン・リーダスの妻として、「黒い牙」を思うがままに操っている。竜の門からニニアン、ニルスの姉弟をよび出し、2人のエーギルを得ようとするが失敗、2人を逃がしてしまう。この件を切っ掛けにエリウッド達と深い関わりを持つことになる。
キアランの相続争いの1年後、部下エフィデルと共にラウス候に反乱を持ちかけ、その過程でエルバートを拉致する。そして、戦乱とエルバートからより多くのエーギルを吸い取り、ニニアンを使って竜の門を開け、竜のエーギルを得ようとするが、ニルスに阻止される。さらにエルバートに深手を負わされ、ベルンで力を蓄えていた。
おかげで確信できたがな。信頼などするから裏切られる・・・。
数百年前に大賢者アトスと出会い、意気投合。共に竜と人が共存する「理想郷」を発見する。理想郷で暮らすうち、竜の知識を得て生物からエーギルを採取する方法を知る。そして、アトスの忠告も無視してエーギルの研究を始めた。その後、神竜のエーギルを狙うが、神竜と結託したアトスによって倒され、瀕死の重傷を負いながら理想郷を去る。この時アトスの手によって傷を負っており、顔の右半分をターバンで覆っている。そして数百年後、前述のとおり「黒い牙」を掌握し、エレブ大陸に戦乱を引き起こそうと暗躍する。
・・・可愛いモルフ、私の芸術品たちよ・・・。
先述の通りモルフ達の創造主にして自身の作品達を溺愛しているが、モルフ達への愛情は人形作りの腕を磨き次々と仕上がる新たな傑作達に向けられ、古い作品達へは興味そのものを失っている。その冷め具合は異常とも言え、近年創り出したソーニャでさえ傷が入ったというだけで用済みとしてその場で破壊している。
かつて252体目にして初めて心を与えることに成功したキシュナというモルフについても完成当初は記念すべき傑作として歓声をあげていたが、時が経てば人を真似ただけの無力で脆弱な似非人形。かつての失敗作にしてできそこないの愚物。どこへなりと行って朽ち果てろ。と存在すら否定、そして過去の恥じるべき産物としている。
作中ではリムステラを完璧な強さと完璧な美とを備えた私の最高傑作と賞賛しているが、その経緯を知っていてか、リムステラのネルガルに対する反応は、主との最後の別れにも関わらず終始無言に等しい。
私は・・・何のために・・・力が欲しかったのだ・・・?
ネルガルの行動の目的は、全て「力を得ること」に集約される。そもそも何のために力を求めるかについてはネルガル自身も闇に精神を狂わされその記憶を破壊されているため、詳しい動機は作中で語られていない。
異伝でのイベントなどから人竜戦役時代のエイナールという人物と関係しており、そしてネルガルとエイナールがニニアン、ニルスの両親であることを匂わせているが、エイナールの生死、ネルガルとニニアン達との関係などについての詳細は公式にも明らかになっていない。
・・・きっと迎えに来る。
・・・お前たちはここに隠れていなさい。
食べ物と飲み物はこの袋にいれてある。
・・・少しずつ食べれば十日はもつだろう。
父さんはね、エイナールを・・・。
・・・母さんを迎えに行こうと思う。
・・・悪い奴らが連れて行ってしまった。
まだ、そんなに遠くへは行っていないだろうから・・・
追いかけて助け出さないとね。
・・・いい子だ。二人とも・・・。
・・・きっと迎えに来る。
迎えに来るから・・・・・・。
ここに・・・。何か大切なものを・・・残してきたような・・・。
くっ・・・頭が痛む・・・。
まあいい、どうせとるに足らぬものだ。
私は力を得たのだ。
それ以外に大切なものなど何もない。
竜の門を開き、私はさらなる力を得る・・・。
何者にも負けぬ力を・・・。力を・・・。
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キシュナ モルフ