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JIN-ROHの編集履歴

2014-08-14 17:24:49 バージョン

JIN-ROH

じんろう

『人狼 JIN-ROH』。押井守が原作・脚本を手がけた長編アニメ映画。氏の代表作「ケルベロス・サーガ」の一作である。

概要

実写映画『紅い眼鏡』に端を発した一連の作品群『ケルベロス・サーガ』の映像化第三作。押井守は原作・脚本のみを担当し、監督は沖浦啓之が務めた。


日本がアメリカではなくドイツに占領されたという、もう一つの戦後を舞台にした物語である。

制作は「攻殻機動隊」で知られるProduction I.G

CG彩色を廃して手描きセル画で制作された長編アニメーション作品となった。


童話赤ずきんのフォーマットに基づいて物語が進行する。

残虐描写により、日本での映画公開時に映倫のPG-12指定となっている。


あらすじ

「あの決定的な敗戦から十数年」--首都東京。

立法措置により非合法化した反政府勢力『セクト』は地下に潜伏し、強大な武力と機動性を持つ『首都警』そしてその実働部隊たる『特機隊』との抗争は時に市街戦の様相を呈するまでに激化、泥沼化への一途を辿り、やがて世論の攻撃は首都警へと向けられ、首都警はその孤立を一層深めていた。


そんな情勢下での東京。街頭では学生らのデモと警視庁機動隊がこれと対峙していた。

共同警備という名目で出動した首都警の戦闘部隊である「特機隊」の副長半田元はデモ隊にセクトの人間が紛れ込んでいることを察していながら、傍観を続けていた。一方セクトの面々は、このデモに乗じて機動隊を攻撃しようと、地下水路を活用し、火炎瓶などの物資を輸送。

セクトが「赤ずきん」と呼ぶ物資運搬係を務める阿川七生は、鞄に偽装した投擲爆弾を人ごみに紛れ実行役に渡した。野次馬とデモ隊に紛れた実行役はデモの前線に走り出ると、投擲爆弾を機動隊に向けて投げつけ爆破する。ついに機動隊の指揮官は全員検挙の号令を出し、機動隊はデモ隊に突入する。


地上の混乱をよそに、地下水路ではセクトのメンバーが先回りしていた特機隊と交戦するがあえなく壊滅。地下水路の別の場所で特機隊によって仲間がやられたことを悟った七生は逃走を試みるが、彼女も間もなく特機隊に包囲されてしまう。包囲した隊員の一人、伏一貴巡査は投降を呼びかけるが、七生は持っていた投擲爆弾で彼の目の前で自爆してしまう。この爆発の影響で地上は停電に見舞われ、機動隊と対立していたデモ隊はその闇に乗じて逃走してしまう。


数日後、首都警幹部らが今後の対応策について話し合っていた。元々特機隊の攻撃的姿勢が世論に指弾されていた上に、爆発による停電で機動隊がデモ隊の検挙に失敗しており、警視庁からの批判がより強くなっていたのだ。警視庁と首都警の縄張り問題で思うように動けないことに不満を持っていた特機隊長巽志郎は、自治警との共同警備体制を破棄するよう主張する。だが警備部長の安仁屋勲や、警視庁と独自のパイプを持ちつつある思惑を内に隠している公安部長の室戸文明は慎重論を唱える。

結局、適切な行動を取らなかった伏に何らかの処分を下すことのみ決定し、会議は終了した。後日、査問会にて責任を問われた伏は、首都警特機隊養成学校での再訓練を命じられる。


養成学校の同期で友人でもある首都警公安部の辺見敦に頼み、自爆した少女のことを調べてもらい、七生の遺骨が納められている共同墓地を訪れ伏は、阿川家の墓の前で死んだ七生の姉だと言うと名乗る少女と出会う。これをきっかけに交流を始めた2人は、徐々にその関係を深めていく。

しかし事態は特機隊が警視庁公安部と、その背後にある首都警公安部と銃火を交える警察の「内戦」へと発展していく。

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