ナルシッサ・マルフォイ
なるしっさまるふぉい
『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物。
概要
ドラコ・マルフォイの母で、旧姓はブラックである。
ブラック家では星座にちなんで命名するのが伝統だが、ナルシッサの名前の由来はギリシア神話のナルキッソスからきている。愛称はシシー(Cissy)であるが、作中で愛称を用いたのは実姉ベラトリックス・レストレンジだけである。
容姿だけであれば、すらっとした色白の美人で、髪はブロンドで目は青い。
性格は、夫の犯罪行為や息子の窮地に気付かず、発覚後も息子ドラコの身の安全をセブルス・スネイプに丸投げした点から、自主性・問題対処能力には相当欠けている。逆恨みから息子と同年代のハリーと口論になるなど、精神的にも未成熟である。
次姉・アンドロメダ・トンクスとは絶縁状態、長姉・ベラトリックスとは基本的に友好関係ではあるが、息子の教育方針の面においては対立している。
しかし、最終巻のホグワーツの戦いでは積極的に息子を助けようとし、夫のルシウス・マルフォイと二人で彼の名を呼びまわった。
映画版
映画版では息子の安全策を示したのがベラトリックスに変更されていたり、ハリー達と口論しなかったりと、非常に常識的な賢婦人となっている。
また、演じているヘレン・マックロイは元はベラトリックスを演じる予定だったが、妊娠していた影響かヘレナ・ボナム・カーターがベラトリックスを演じ、マックロイがナルシッサを演じている。