概要
近現代の日本の伝統的な誓いの儀式。
日本人なら幼児でも知っており、幼児でも行える国民的儀式。「日本で指切りが行われない日は無い」と云われるほど頻繁に行われている。
遊女が愛を誓う証として客に小指を切って渡した事に由来する。現代ではこの方法はヤクザのエンコ詰めとして生きている。
儀式の方法
甲が乙に約束を迫るとする。
- 甲が片手の小指を立て、胸から目の高さまで掲げる。
- 儀式に同意するなら乙は同じ手を出し、小指を絡め合う。
- 小指を絡め合った手をリズミカルに上下させながら次の呪文を唱える。
- 「指切りげんまん嘘ついたら針千本呑ます、指切った」
- 呪文の終わりと同時にお互いの小指を離す。
- 以上で乙は約束を守る事を義務づけられる。
呪文の意味
「指切り」とは小指を切るという事。
「げんまん」とは拳骨を一万回浴びせるという事。
「針千本呑ます」とは裁縫針を千本呑み込ませるという事。
つまり「嘘ついたら」上記の3つの罰を乙は受けるという内容。
筆者はこの罰が施行されるところを見た事が無い。恐らく、指切りを行った者が約束を違える事がほとんどないためだろう。それほどの強制力を持った儀式なのだ。
関連楽曲
多くの曲のタイトル、モチーフとなっている。
pixivで最も描かれている楽曲はすこっぷの初音ミクオリジナル曲。