概要
測定対象となる人物の体重をキログラムに直し、身長をメートルで表した数値の二乗で割った値。
たとえば身長170㎝、体重65㎏の人がいたとしたら65÷(1.7×1.7)=22.49となる。
人間の体型を測る指標のひとつであり、健康診断などで利用される。日本の基準では18.5~25が普通とされ、18.5未満は痩せすぎ、25以上は肥満になる。
ただし、身長と体重だけで計算する値であり、その体重の中の脂肪の割合を反映するものではないため、脂肪が多い人だけでなく筋骨隆々な体型の人も高めの数値になりやすい。
また、同じ身長体重の相似比とすると身長が低いほどBMIは小さくなるため、小さい子供の場合は小さい値になりやすく、かつ成長に伴い急激に変化する。なお、学童期ではローレル指数(体重÷身長の三乗)の方が適する。
創作物の場合、身長と体重が公開されている場合にBMIが算出できるため、評価しにくい外観と比べ(意味があるかどうかはさておき)比較がしやすい。テキトーに身長と体重を決めるとBMIが重病人並になってしまうこともありがちではある。特に身長160台でバスト90前後にもかかわらず体重40㎏台などという現実離れした数値はよくある。