概要
CV:井ノ上奈々
Vo:城南海(シェルノサージュ)、ORIGA(アルノサージュ)
惑星ラシェーラの地文(帝立ジェノメトリクス同調調停院)派の皇女。愛称は「カノン」。
地文大司教でもあり大司教としての名は『カノイール・シェルシュ・オ・ドムネク・ジェノメトリカ』。
地文派始まって以来ともいわれる天才で冷静沈着で生真面目であまり融通の利かない性格をしている。
自分より上の存在が政策を決定していた故か自分の頭で考えるのが不得手のようで、他人の意見を丸呑みしてしまう事もある。
高い理想とそれでなお現実を知る努力家。やや潔癖なきらいがあり人の醜い心に過剰に反応してしまう。
小鳥が大好きな一面もあるが指導者としてあまりその一面を見せないようにしている。
また、小さいときはパティシエが夢で、雑誌のコンテストに偽名で応募して優勝している。
本当の名は「花音」。カノイールはジェノムの言葉に置き換えた名前である。
かつては万寿沙羅に住んでいたがウェーブバーストにより住む場所と家族を失った孤児の一人で、体組織サンプルから適合の可能性があるとしてクラケット博士に引き取られ、ジェノムの王コーザルとの面会後に(旧)ジェノミライ研究所に連れて行かれた。
ネロの遺伝子とgRNAウイルスαのバージョン229を投与された229(ドゥドゥ・ノエチウム)番目の被験者であり、ただ一人適応した生存者でもある。
投与された薬の影響でジェノムなどと心を通わせやすくなり、強い詩魔法の行使も可能となったが、その一方で本来起こりえない際限のない同調によるリスクも生じており、詩魔法の使いすぎによる高い発熱、疲労により倒れてしまうといったことが起きている。
また、ネロの遺伝子を投与されたことでネロとの完全な同調が可能となっている。
旧ジェノミライ研究所はネロとの一心同体実験の際に未知のウィルスが発生したことにより封鎖され、カノンは地文の修道院へと戻ったが、過去の記憶は失われていた。
アルノサージュでは神の代理人、菩提明王カノイールとしてシャラノイアのシャールを統率している。
過去(シェルノサージュのユメセカイの終盤)に肉体を失っていたが、ジルによりジェノムの王コーザルの魂をその身に宿してシャールの肉体を得た。
コーザル復活後は天領沙羅にてちゅちゅ屋をイオンと共同経営している。
ラシェーラで大人気の謎の生き物のゆるキャラ『にゅろきー』に対抗して、スズメのような小鳥のゆるキャラ『ちゅんぴ』を製作して布教している。