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カノイール・ククルル・プリシェール

かのいーるくくるるぷりしぇーる

カノイール・ククルル・プリシェールとは、ゲーム「シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~」に登場するキャラクターのことである。
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概要編集

シェルノサージュ、およびアルノサージュの登場人物。


CV:井ノ上奈々

Vo:城南海(シェルノサージュ)、ORIGA(アルノサージュ)


人物編集

シェルノサージュ編集

惑星ラシェーラの地文(帝立ジェノメトリクス同調調停院)派から推薦された皇女。

別惑星への移住を掲げる天文に対し、惑星の保持と再生を主張する。


イオナサルと姓が同じだが、ククルル・プリシェールは次期皇女の意で二人は姉妹ではない。

愛称は「カノン」。


長いポニーテールが印象的だが、実はエクステで着け外し可能。

民衆に皇女だと知られたくないときなどは、外すこともある。


地文大司教でもあり大司教としての名は『カノイール・シェルシュ・オ・ドムネク・ジェノメトリカ』。ジェノムの王コーザルと同調している。コーザルは本来は皇帝のみが同調できるジェノムである。また側近としてグレイコフを従えている。


地文始まって以来ともいわれる天才的素質を備えた女性。

高い理想を持ち、それでいてなお現実から目を逸らすことない努力家でもある。

しかしやや潔癖なきらいがあり、人の醜い心に過剰に反応してしまうことも。


民衆の罵声を前にしても動じない精神の持ち主で、はっきりと自身の主張を示すことができる。

また派閥問わず誰でも助けようとするイオナサルと異なり、あくまで地文派を一貫している。


地文派の指導者として常に堅苦しい表情をしているが、実は小鳥が大好きという一面があり、密かに小鳥のところへ行っては、「ちゅんちゃん」と呼びニッコニコの笑顔で愛でている。

また、小さいときはパティシエが夢で、雑誌のコンテストに偽名で応募して優勝したこともあるらしい。


二の腕内側に「229」という数字と、ジェノミライ研究所のロゴが刻まれている。

しかし本人はいつどこで付けられたものなのか、記憶していない。


アルノサージュ編集

皇女様センシティブな作品


アルノサージュでは神の代理人、菩提明王カノイールとしてシャラノイアのシャールを統率している。過去(シェルノサージュのユメセカイの終盤)に肉体を失っていたが、ジルによりジェノムの王コーザルの魂をその身に宿してシャールの肉体を得た。


ジルから嘘の歴史を吹聴されており、人類の罪(ジェノムとラシェーラを犠牲にしたこと)のために贖罪が必要であると信じ込み、真実を知らぬまま彼女の計画に加担していた。

最後の罪滅ぼしとしてコーザルを復活させ、コーザルから決別を言い渡されたこと、また自身の役割を果たしたことから投身自殺を図るが、デルタの助けにより未遂に終わる。


コーザルの元へも帰れず、また生きる目的も失ったことからしばらく茫然自失としていたが、イオナサルと再会し彼女から真実を教わる。また彼女のアドバイスにより天領沙羅にてちゅちゅ屋を開店、イオンと共同経営することになる。

以後、ちゅちゅ屋を生きがいとしながら、調合でイオナサルの旅を支援するように。


自身を苦しめていた重圧から解放されたのか、色々とはっちゃけており、


  • ラシェーラで大人気の謎の生き物のゆるキャラにゅろきー』に対抗して、スズメのような小鳥のゆるキャラ『ちゅんぴ』を製作して布教し出す。
  • どうみても精力剤なアイテムを開発、恋人同士のデルタ、キャスティの前で効能を解説。
  • 禍々しいデザインのグッズを開発しては、あたかも大衆向けのように笑顔で推す。
    • 才女に見えて、美術センスは壊滅的だったらしい。

など、調合会話ではシェルノサージュの真面目で清楚な印象からかけ離れた奇行が見られる。

ネロによると未来では喫茶店も経営している模様。


ジェノメトリクスでは彼女の性格についてより深く掘り下げられている。

曰く自分より上の存在が政策を決定していた故か自分の頭で考えるのが不得手のようで、他人の意見を丸呑みしてしまう傾向にあるらしい。

加えてシェルノサージュ時代の経験からイオナサルに心酔しており、無意識の内にイオナサルの顔色を窺い彼女に物事を決めさせる、主体性のない性格になってしまっている。


関連タグ編集

シェルノサージュ アルノサージュ


正体(ネタバレ)編集




















以下、シェルノサージュ本編のネタバレが含まれます





















本当の名は「花音」。カノイールはジェノムの言葉に置き換えた名前である。


かつては万寿沙羅に住んでいたが、ウェーブバーストにより住む場所と家族を失った。

その後、体組織サンプルから適合の可能性があるとしてクラケット博士に引き取られ、ジェノムの王コーザルとの面会後に(旧)ジェノミライ研究所に連れて行かれた。


ジェノミライプロジェクトの一環として、ネロの遺伝子と人間をジェノム化するgRNAウイルスα(ジェノマイズRNA)のマイナーバージョン229を投与され、229(ドゥドゥ・ノエチウム)番目の被験者となる。そして、同実験によりただ一人適応した生存者となる。


投与された薬の影響で半ジェノム化し、ジェノムなどと心を通わせやすくなり、強い詩魔法の行使も可能となった。しかしその一方で、不完全な代物であった為に本来起こりえない際限のない同調によるリスクも生じており、詩魔法の使いすぎによる高い発熱、疲労により倒れてしまうといったことが起こるようになった。最悪の場合は肉体の限界を超えた影響で、高熱により肉体が壊死してしまうらしい。


また、ネロの遺伝子を投与されたことでネロとの完全な同調が可能となっている。

旧ジェノミライ研究所は、ネロとのファーストハーモニクス実験の際に未知のウィルスが発生したことにより6割の職員が感染、除染は成功するもののプロジェクトは中止、研究所は封鎖された。


研究を継続したいウンドゥによりカノンは地文の修道院へと引き渡されたが、過去の記憶は失われており、カノンの存在はコーザルにとっても都合が良いことから真実を教わることはなかった。その後、その能力に着目した地文派によって教育され、事情を知らぬまま皇女に推薦された。

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