概要
シェルノサージュおよびアルノサージュの登場人物。
CV:大木民夫
人物
シェルノサージュ
ジェノムの王と呼ばれる人物。作中では「COSAL」と表記される。
概念的存在で、肉体を持たずジェノメトリクス(精神世界)で対話を行う。
皇帝と同調するジェノムであるが、現在は地文皇女カノイールと同調しており、皇位継承の儀に臨む彼女を支援する。
カノイールが調停院大司教となった時点で同調していたようだが、これにはある不正が存在していたことが後に判明している。
立場上は地文派だが、全てにおいて地文に傾向している訳ではなく、天文皇女であるイオナサルに手を貸すこともある。一方で地文・天文上層部の不正を知りながら見て見ぬ振りをしていた過去もあり、彼の行動が結果的に惑星崩壊の一因となってしまった部分もある。
また、今回の皇位継承の儀において中立的立場でなければならないにもかかわらず地文より(というよりジェノムの為に活動)であった事が判明している。
しかし上述の通り敵対する立場にあるイオナサルに助言をしたり、ジェノムとして末端の存在であるテレフンケンを軽視することなく迎え入れ、彼の意見に真摯に耳を傾けるなど、根は善き人格者である。
人格者ではあるものの、すべての行動はジェノムの為であった。
終盤、ラシェーラの崩壊が確定的になったことで、惑星と運命を共にする決意を固める。最期にはジェノムは人類を恨んでいないと言い残し、カノイールと共にリーヴェルトが引き起こした暴走したエネルギーの中に消えた。そしてラシェーラに残ったジェノムら共にラシェーラと運命を共にした。
アルノサージュ
本作から名義がコーザルに変わっている。
カノイールと共に死亡したと思われていたが、ジルによってラシェーラであったマイクロクエーサーからカノイールと共に魂をサルベージされ、後に肉体を持った状態で復活する。
過去の経験から人類を激しく憎悪しており、フェリオンの人間であるデルタ、キャスティはもちろん、かつて運命を共にしたカノイールの意見にすら耳を傾けない、頑固な性格になってしまっている。
怒りに心を支配されやすい人間は浄化されるべきとの考えと持ち、シャールを指揮してフェリオンの人々を拉致し、新たなシャールを生み出す苗床と惑星創世の為のエネルギー源としていた。
また、ジルと共謀してフェリオンを含む移民船ソレイル内の人類はソレイルを利用した惑星創世の為の礎として使い潰す為に生かしている。
余談
- 性格の変貌ぶりがよく突っ込まれるキャラでもある。別人と言っていいほど前作からキャラが変わってしまっており、その理由も前作終盤の展開と矛盾しており不可解。
- 作中のカノイールやイオナサルに対する扱いも酷く、それでいて終盤手のひらを返したように味方に付くため、批判の対象になりやすくアルノサージュにおける不人気キャラ筆頭となっている。
- 豹変の理由について、一部ユーザーの間では「寝ぼけてたから」「デルタがぶん殴ったおかげで正気に戻った」「COSALとコーザルは別人」などネタ扱いされている。
- メタ的に言えば、シェルノサージュとアルノサージュは同時開発であったため、何らかの事情により上手く整合性が取れず矛盾が生じてしまったものと思われる。
- 世界設定資料の公開により、シェルノサージュの時点でジェノム(シャール)の為に天文・地文を利用していたなどの情報が明かされて豹変の理由がフォローされている。
- ユーザーからはアルトネリコ3の設定資料集で登場していたCOSALは彼であると推測されている。