概要
この種の器具には、大きく2種類の形状がある。なお、このサイトでこのタグがつくのは主に前者の形式である。
ポップアップ式
一般的な形状。長方形で上に長細い穴の開いた鉄製のものであり、横には電源スイッチをかねたレバーがついている。
これにパンをいれレバーを下げると、電熱線に電気が流れ、その熱でパンが焼ける。スイッチの切れる条件としてはバイメタルを使った熱感知式、電子タイマー式、マイコン制御方式などが存在する。
パンが焼けあがったと判断された場合、スイッチが切れ、パンが飛び出して(ポップアップ)くる。
利点と欠点
この形式によるトーストのメリットとしては、「パンがふっくらと焼ける」、「仕上がりが早い」という点である。
また、電熱線とパンの間の網に細工をすることにより「パンを焼くと特定のキャラクターの画像が浮かぶ」ということも可能である。
デメリットとしては「パン以外のほとんどのものが焼けない」、「何かを載せて焼くことができない」「パンの厚さに制限がある(薄いと形式上焼けづらくなる、厚いと機械に入らない)」、「ほとんどの場合、機械の分解清掃ができない」などが挙げられる。
オーブン式
この形式は、小型のオーブンのような形をしており、中には網が敷かれ、上下に発熱体が接続されている。スイッチは手動のタイマー式が主である。
この形状のため、ポップアップ式では無理な形状のパン、あるいはパン以外のものも焼くことができ、応用力がある。
しかし、パンを焼く機能に関してはポップアップ式よりも劣るといわれている。
その他の形式
この機械の仲間としてはホットサンドメーカー、業務用のベルトコンベアトースターが挙げられる。