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哺乳類型爬虫類

ほにゅうるいがたはちゅうるい

哺乳類型爬虫類とは、哺乳類の祖形「単弓類」のこと。爬虫類に似た身体的特徴を多く有し、実態は「爬虫類型哺乳類」である。

より正確には「単弓類」(たんきゅうるい、Synapsid)と呼ぶ。

陸棲の脊椎動物の内、哺乳類の祖となる系統の生物の総称。

ちょっと前まで微妙な位置であったが、21世紀に入ってめでたく哺乳類になった

従来の分類では、両生類から原始的爬虫類が進化し、その原始的爬虫類を祖として類への系統(恐竜を含む)と哺乳類型爬虫類への系統が進化した、と考えられていた。

しかし近年、遺伝子を用いた新たな分類法から、主だった爬虫類類を含む系統と哺乳類型爬虫類・哺乳類を含む系統が、実は祖先の両生類の時点で既に別々の進化をしていた事が確定した。

つまり、哺乳類型爬虫類は(厳密な意味での)爬虫類では無い。近年では「爬虫類型哺乳類」という呼称も提唱されている。

どんな動物群なのか

一口に哺乳類型爬虫類と言っても様々な種が存在する。有名な種としては背中に帆を持つディメトロドンエダフォサウルス、幾らかイヌなどに似た外見を持つキノグナトゥスエクサエレトドン、大型のゴルゴノプスなどがある。

化石からの類測で、汗腺を持っていた可能性が示唆されている。ただし分泌されるものがだったかどうかは不明、「大人のフェロモン」か「乳汁」の可能性もある。

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