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荒行の編集履歴

2015-03-09 00:22:08 バージョン

荒行

あらぎょう

荒行とは、仏教における悟りを開くための修行法の一つ。

解説

主に仏教において、修験者などが悟りを開くために行う、厳しい苦痛に耐える荒々しい修行法である。


ネット界隈では転じて、身を投げ出すが如き行動(ソーシャルゲームへの常軌を逸した課金等)を指すことがある。


内容

一般によく知られる主な修行として、滝行山籠もりなどがあるが、ここではある凄絶な荒行を一つ紹介する。


大峯千日回峰

奈良県吉野山の金峯山寺蔵王堂をスタートし、24㎞先にある大峯山の山上ヶ岳頂上まで登り、再び帰ってくる往復40㎞、高低差1350mにもなる山道を、16時間かけて1日で往復し、それを1000日続け合計48000㎞を歩き続けるという、下手をすれば命の危険もある凄絶極まりない荒行である。

行がはじまる5月初め頃には、下では春の暖かさでも、頂上付近に行くとまだ雪が残っていて、寒暖の差がかなり大きい。


千日と聞くと、千日間連続で回峰行をするものと誤解されることが多いが、そうではなく山を歩く時期は5月3日から9月22日までと決められており、5月3日には大峯山の『戸開け式』という山開きの儀式が行われ、9月23日の早朝に『戸閉め式』が行われる。

戸閉め式から翌年の戸開け式までは、山を歩くには危険すぎる時期となるため、その間の約4ヶ月間を目処に、毎年120日と数日を歩くのが決まりになっている。


また、はじめから入行できるわけではなく、まず百日回峰行を満行しなくてはならない。


吉野山金峯山寺の歴史上過去1300年間に、この行を満行したのはなんと2名だけである。

その内の一人は、現在は仙台市秋保の慈眼寺の住職である大阿闍梨で、著述家としても有名な塩沼亮潤氏である。


関連タグ

仏教 修行

修験道 山伏

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