概要
穢土に君臨する大天魔・夜都賀波岐の一柱。
母禮という名称はあくまで西側が便宜的につけたものであり、真名は異なる。
300年前の東征において、悪路・紅葉・奴奈比売と共に東征軍に壊滅的な打撃を与えた張本人。
腰まで伸ばした金髪が特徴的な美少女の姿をしており、口には面具をしているためその表情は窺い知れない。
比較的理性的な悪路とは異なり、血気盛んな激情家な上、短気な部分が目立つなど精神面ではまだ幼い。
また、自分たちの絆に対する想いは強く、そのためか西側に肩入れするかのような行動を見せる宿儺に対して怒りを見せる一面もあった。
兄であり恋人でもある悪路とは常に行動を共にしており、互いの愛情は深い。
等級
『太極・無間焦熱地獄』(たいきょく・むげんしょうねつじごく)
「仲間たちが道を見失わないよう、閃光となって燃え続けたい」というかつての彼女たちが抱いていた渇望を具現化した母禮の理。その能力は『強力な炎と雷を操る』こと。単純故に純粋な破壊力は凄まじいの一言に尽き、その気になれば国一つを消滅させることも可能なほど。
その正体
その正体は、かつての波旬との決戦の際に呼び出され、無残にも散っていった櫻井螢とベアトリス・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼンの融合体。
二人の魂が融合という状態にあるが、生前の彼女たちの仲は親密であったために高度な次元での融合を果たしている。反面、融合の際に母禮個人の剣の技量は螢とベアトリスの平均値になってしまっており、ある意味では劣化したとも言える状態になってしまった。
詠唱
太極
――太・極――
(――たい・きょく――)
随神相――神咒神威・無間焦熱
(かむながら――かじりかむい・むげんしょうねつ)
火柱掃射
おお、道神よ。憤怒して魔性を撃破せよ。あなかしこ
オン・ケンバヤ・ケンバヤ・ウン・ハッタ