青函トンネル開通に伴い運行を開始した豪華寝台特急北斗星に連結する食堂車として1987年に登場。この時オシ24形食堂車の余剰車がほとんどなかったので電車特急の食堂車全廃で余っていた485・489系の食堂車であるサシ481・サシ489から改造された。
車体断面が電車時代のまま、台車が電車用のTR69H、冷房装置がAU13(一部AU12搭載車あり)と編成中でも一際目立つ存在である。
JR東日本・JR北海道車
メインイラストの車両。500番台を名乗っている。グランシャリオの愛称を持ち、テーブル配置は左右に2人掛けと4人掛けを配置しゆったりとした印象を受ける。登場時は14系座席車のスハフ14形2両で挟んだ5両編成で団体列車などで活躍していた。全部で8両が在籍していたが北斗星の減便に伴いJR北海道所属車は2008年に廃車され、ミャンマー国鉄へと譲渡された。
種車
- サシ481 50
- サシ481 64
- サシ481 67
- サシ481 68
- サシ481 75
- サシ481 76
- サシ489 7
- サシ489 83
JR西日本所属車
1988年登場。種車がサシ481・489なのはJR東日本・北海道所属車と同じだがこちらは0番台を名乗る。
元々寝台特急日本海のグレードアップ用として登場したため、青色に銀帯の外観でイベント列車などに使用していた。トワイライトエクスプレスに組み込む際に外観を変更。車内にも変更が加えられテーブルの片側を2人用に変更し、4人用を拡幅した。
サシ489-3と4から改造された1・2は冷房装置がキノコ型のAU12形を搭載しているが3はAU13形を搭載している。
種車
- サシ489 3
- サシ489 4
- サシ481 52