ガリレオ・ガリレイ
がりれおがりれい
それでも地球は回っている
概要
イタリア出身の科学者。1564年生まれ、1642年没。享年77歳。
振り子運動、落体の法則を発見し、凹レンズと凸レンズを組み合わせた高性能望遠鏡を開発して月のクレーターを発見した。月の黒い部分を「海」と呼ぶのは、ガリレオが早とちりして「わーっ、月にも海があるのか!」と勘違いした故事に由来するものである。
また、前述の望遠鏡で木星の四大衛星を発見した。これにより、ガニメデ・カリスト・イオ・エウロパの4つをガリレオ衛星と呼称する(ただし、発見当時はガリレオのスポンサーだったメディチ家にゴマをするため「メディチ星」として発表した)。
しかし、太陽黒点の動きや金星の満ち欠けなどを発見したガリレオは、コペルニクスの地動説を支持しているとしてローマ教会に捕縛され、「天動説を認めろ、な」(後ろで槍構えながら)と言われてしまう。
ココでかの有名な台詞を…
「いやいやそんなことないじゃないッスかアハハ。地球が太陽の周り回ってるわけないですって、ね?」
…言わなかったのである。言えば、殺されることは分かっていたからだ。
結局裁判により、ガリレオは地動説を一切主張しないと制約を押された上、軟禁されることとなった。
彼が「それでも地球は回っている」と言ったのは、現在では晩年に遺した言葉だとする説が有力である。
ガリレオ裁判が見直されたのは、その350年後であった。