CV:山口勝平
人物
生きている者を死後の世界へと誘う堕魔死神たちを束ねる「堕魔死神カンパニー」の社長。名前の読みは「鯖人(サバト)」とカタカナで表記される。
死神・魂子と人間の父の間に生まれたハーフ。六道りんねの父親であり、親子そろって赤髪赤眼。兄と言っても通用するほど見た目が若く、一見すると爽やかな好青年だが、実際は金遣いの荒い女たらしのろくでなし。何より一人息子のりんねを自身の借金の連帯保証人にし、彼に極貧生活を送らせている元凶である。
母親の魂子と同じく余程の事がない限り常に笑みを浮かべ、人を食ったような態度をとる。配下である堕魔死神はガチで人の命を奪う極悪な死神達だが、鯖人本人の行動は基本的にギャグ調で、今のところ自ら人の命を奪うような描写はない。
それでも数々の所業からりんねをはじめとして鳳や架印といった主要キャラクターたちから討伐の目標にされており、危険な死神達を統率していることもあって本作における悪の親玉というポジションにある。
何かしら料金が発生すれば、支払いは誰かに押しつけ、時には踏み倒し、まともに支払えば吐血までするなど、心の底までろくでなし根性が染み付いている。
りんねと同様に人間との混血であることが大きなネックになっているらしく、死神とは名ばかりで霊一体まともに祓えない。その上、ノルマ水増しはおろか労働そのものを一切せず、真面目に働こうものなら血の涙を流して気絶する始末。
一方で戦闘能力だけは無駄に高く、首に巻いた襟巻や「吸血火車」などを使用し、竜巻を起こして瞬間移動もできる。浄霊能力は低いものの、死神ライセンスはりんねを凌ぐゴールド。その理由はゴールドライセンス所持者を倒したため(格上のライセンス所持者を倒すとそのライセンス相当の実力があると評価される)。
ちなみに率いるカンパニーは借金まみれになっており、負債ごと押し付ける目的でりんねに社長業を継がせようと目論んでいる。
鯖人の死神道具
- 吸血火車(きゅうけつかしゃ)
触れた物を問答無用で一瞬のうちに換金し、相手の財産を奪い尽くす強力で恐ろしい武具。基本的な使用法としては投擲や盾代わり。投げつけた後はブーメランのように手元に戻ってくる。換金された物は社長室の金庫に転送される。吸血火車に触れた物自体も鯖人の金庫に残る為、理論上は無限に金を得ることができるはずだが、理論は理論でしかなく上手くいったためしがない。
- あの世の盗撮グッズ
カメラの顔をした、自律して相手を盗撮するグッズ。桜の行動を見張るために使用した。
担当声優についての余談
CVを担当する山口勝平氏は高橋留美子作品の常連声優の一人であり、今作で3人目(早乙女乱馬、犬夜叉)となる。因みに氏のデビュー作は、早乙女乱馬役である。