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アイラ(プラメモ)の編集履歴

2015-06-22 05:08:30 バージョン

アイラ(プラメモ)

あいら

アニメ「プラスティック・メモリーズ」の登場人物。

『この仕事は、決して報われない・・・想い出を引き裂くのが私たちの仕事なので・・・』

CV:雨宮天

概要

少女の姿をしたギフティア(SAI社が開発したアンドロイド)。

第一ターミナルサービスに所属し、そこに新入社員として入って来た水柿ツカサのパートナーとなる。第3話より彼と同居を開始。


ギフティア回収作業に従事するギフティアは話術などの交渉能力が強化されているはずだが、彼女の場合は何故かポンコツになってしまう。そのため所有者との交渉が上手くいかないことから、現在はパートナーであるツカサに交渉を任せている。ちなみに、回収作業の終了間際には、回収対象のギフティアに対してあるフレーズを必ず言っている。

自身の耐用年数が訪れ回収されることでそれまでの記憶を失ってしまうことを恐れており、そんな思いをするくらいならはじめから想い出など作らないほうがよいという思考の持ち主。そのため、想い出作りにつながるプレゼントを一切もらおうとしないほどだったが、ツカサと公私を共にするうちに次第にそのようなネガティブな思考が失せてゆき、ツカサと一緒に想い出を作っていきたいと思うようになる。


喋る際、語尾に「~ので」を付ける癖があり、また、困惑したときや都合が悪い事態に直面すると「エラー」と言って誤魔化す。第8話では機嫌を損ねてツカサとの会話を拒む際にも「エラー」と言ってツカサの言葉を遮った。

ハーブには並々ならぬこだわりがあり、行きつけのハーブ専門店で定期的に買出しを行う(ツカサと初めて会ったのもハーブを買いに来たときだった)のみならず、寮の自室でも自分で栽培を行っている。そんな彼女の入れるハーブティーはツカサのみならず第一ターミナルサービスの社員からの評判も上々である。


過去(ネタバレあり)

稼動直後から3年前までの6年間は、ツカサの上司の桑乃実カヅキとコンビを組んでいた。

当時は今よりも明るい性格で想い出を作ることに対するネガティブな思考もなく、年に何回も一緒に遊園地に出かけるなどカヅキとも公私共に親密だった。そのことは、当時彼女が書いていた日記が絵文字を入れたりして明るい文面であることからも察することが出来る。


転機が訪れたのは3年前、現在は彼女の同僚である絹島ミチルが所有していた父親代わりのギフティア(以下、父親と表記)の回収担当をしていた頃だった。

この時彼女は何らかの理由で身体に異常が発生していたため、カヅキに父親の回収に連れて行ってもらえなかった。その後彼女が見たのは、ワンダラー化した父親によって右足首を切断され病院で緊急手術を受けているカヅキだった。それから程なくして、彼女はいつも連れて行ってもらっていた遊園地にて、

「お前と一緒に仕事をした想い出は忘れないよ。でも・・・お前とはもう組まない。お互いに、そのほうがいいだろう?」

とカヅキからコンビ解消を告げられた。


彼女の日記はカヅキとの「今年になってからもう3回目」の遊園地に行った日のことで途切れており、コンビ解消を告げられたときは4回目だったと思われる。彼女が今の性格になったのもおそらくこの頃であろう。


ツカサとの関係

ツカサと初めて出会ったのは行きつけのハーブ専門店があるデパートのエレベーターの中だった。そのときはお互い言葉を交わすこともなかったが、程なくして彼が自分の働く第一ターミナルサービスに新入社員として配属されそこで再会し、彼のパートナーとして3年ぶりに現場に復帰することになる。


コンビを組んだ当初はツカサのことを仕事上のパートナーとしか見ていなかった。仕事においては「ツカサの足を引っ張りたくない」という思いから、トレーニングに励んだり自身の能力の限界を超えて活動しようとするなど真面目かつ健気にふるまう一方で、プライベートにおいては想い出を作ることに対するネガティブな思考も手伝い、規則に従ってツカサと同居を始めてもなお会話を重ねるなどのコミュニケーションを取ろうとしなかった。第3話では彼に遊園地に行こうと誘われたが断っている。しかし、ツカサからプライベートにおいても良い関係を築きたいという思いを何度もぶつけられるうちに、アイラの心に変化が訪れ始める。第4話の冒頭ではツカサに「おはよう」と挨拶されて「おはよう」と返している。


第4話では若苗ソウタの所有するギフティアマーシャの回収を行うことになり(詳細は水柿ツカサを参照)、その際に、

「幸せな想い出や綺麗な想い出が救いになるとは限らない。想い出が綺麗なほど、辛くなる事もある。怖くなる事もある。去っていく方にとっても、残される方にとっても・・・・・・」

と自らの想い出についての持論をツカサに明かしたところ、

「(そんな思いをするくらいなら)想い出なんて、いらないと思ってるの?・・・・・・その方が、俺は悲しいよ」

と彼に諭された。

マーシャの回収がツカサのウィルス銃による強制破壊という不本意な形に終わった際は、彼に辛い仕事をさせてしまったことを申し訳なく思うと同時に、自分の前では悲しそうなそぶりを見せずに微笑む彼を見てやるせない気持ちになった。マーシャのことはもう忘れてしまったのだろうか、と。

しかし、ミチルから彼が独断でソウタの元に赴き涙ながらに謝罪したことを知らされ、カヅキから自分の寿命の事を聞かされた彼が最後まで自分のパートナーでいたいと宣言したことを知ったことで、彼が微笑むのは悲しみを乗り越えようとする彼自身の強さであり、彼の自分に対する優しさであると言うことを理解した。

この事件をきっかけとして、アイラのなかでツカサは仕事上のパートナーを越えた特別な存在であると意識するようになり、表情にも言動にも喜怒哀楽が出るようになる。

関連イラスト

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