クリスティン・V
くりすてぃんびぃ
人物
フィルモアの名門ビィ家出身の騎士で、皇帝代理騎士（ハイランダー）。星団暦2968生まれ。
パートナーはバランシェ・ファティマの町。使用MHはVサイレン・ネプチューン。
幼少の頃より強力な騎士の血が発現していたが、父バーバリュース・Vが当時無名のデコース・ワイズメルに敗れてフィルモアの名を汚したとして学校などで壮絶ないじめに遭い、それに耐えかねて上級生の一般人を殴殺してしまう。
騎士の力で一般人を殺害した罪による死刑求刑と逃亡による即時処刑の判決が下されるが、身分を隠したレーダー8世に諭され「シバレース」として帝国に全てを捧げることを誓う。その際、父のパートナーだったバランシェ・ファティマの町と、レーダー王の使用MHであるVサイレン・ネプチューンを譲与される。
3007年、ハイランダー称号授与式の日にママドア・ユーゾッタと共にダグラス・カイエンの力試しを受け、カイエンの小指一本で右腕を肩から吹き飛ばされるも、カイエンの「攻撃に耐えられたなら天位をやろう」という言葉を受けた太后宮慧茄によって天位騎士の称号を授与された。
そして3010年、フィルモア帝国のハイランダーとして魔導大戦の壮絶な戦闘に参戦する。
騎士としての才能は極めて高く、特に戦闘訓練も受けていなかった少女時代に一般人殴殺事件でフィルモアが誇る宮廷騎士団に取り押さえられた時も彼らの腕をへし折って逃亡する身のこなしを見せている。
しかし当初は精神的に未熟で脆く、シバレースとなった後もしばしは「普通の女の子」への未練を捨てきれていなかった。そのため、魔導大戦では初陣の激戦で敵を倒したことにより幼少時のトラウマを引き起こし精神的に追い詰められるが、皇帝ダイ・グから渡されたイヤリングの真意を慧茄から聞かされてからは国と彼のために命を捧げる覚悟を決める。
帝国がハスハ占領計画を進めていること、その一環で帝国元老院が現詩女（代行）フンフトとダイ・グの政略結婚を画策していることを知らされ、しかもダイ・グがフンフトに惹かれていることに再び動揺するが、フンフトと二人きりになった際にダイ・グから渡されたイヤリングの「由来」を教えられ、さらに「詩女の預言」を受ける。