声:高垣彩陽
概要
原作
アインクラッド第48層リンダースに店を構える鍛冶屋の少女。アスナの親友で愛称は「リズ」。
鍛冶屋であると同時に、熟練したメイスの使い手でもある。鍛冶屋としての腕前は折り紙つきであり、最強プレイヤーの一角だったアスナがしばしば武器の手入れを依頼していることからもよく分かる。
自分が丹精込めて鍛えた業物を粉砕したキリトを見返すために、彼と共に素材狩りに行く。この際の武装はゲーム版を参考にするなら何の変哲もないごくごく普通のメイスであった模様。
キリトの二刀のうちの一振り「ダークリパルサー」を鍛えた。
素材狩りのさなかにキリトの優しさに触れて好意を抱き「ダークリパルサー」完成後告白しようとするも、
その直前に工房を訪れたアスナのキリトに対する態度から二人の関係を察し、涙ながらに身を引いた。
アバターはアスナの勧めでかなりカスタマイズがされており、そのおかげか売上が倍近くになったので以来そのままで通している。
ALOでの種族はレプラコーン。ユグドラシルシティでSAO時代と同じく鍛冶屋を営んでおり、ALOでのキリトの剣を鍛えている。戦闘では引き続き片手棍を使用しているが、アニメではSAO時代とは異なり盾を装備した姿が確認できる。
得物はグリダ・レプリカント。雷神トールが女巨人グリーズより借り受けた神杖グリダヴォルのレプリカという設定。その後、キャリバー編にてクラインが手に入れたミョルニルを譲渡しようかという話が出るが、実際にどうなったかは不明。
リアル
本編開始時は15歳。ダイブ前は本人曰く、童顔で真面目だけが取り柄の普通の中学生だった。
ALO事件後にキリトから連絡を貰い、病室を訪れてアスナと再会した。
覚醒後はSAO帰還者達を集めた学校に通っている。シリカとは仲が良い模様。
ゲーム版
原作キャラクターでは「76層以上の大事件」によるシステムエラー最大の被害者となってしまった。店舗へ帰れなくなった上に高位鍛冶スキルの大半を喪失、常連客には逃げられて踏んだり蹴ったり。生産職だったことが災いする形になってしまった。そんな彼女の再出発に付き合うと、最終的に新たな最強剣リメインズハートを作成してくれる。
最初は原作ママのエプロンドレスで戦うが、成長させると紅い鎧や鍛冶師らしいツナギなどを装備。マスタースミス・マスターメイサー肩書きにふさわしい姿を見せてくれる。実は能力成長率はメインキャラクターで最低(一部モブにすら劣る)なのだが、モブとメインキャラキターでは色々な仕様が違うため、数値ほど弱くはない。
原作ではALO事件によってキリトとアスナの間に割り込む隙間が完全になくなってしまったが、事件が起きなかったこちらでは彼女とのEDを迎えると宣言通りに第二ラウンドを始める気満々になっている。
HFでは他のキャラクター共々能力成長率が引き上げられた他、リメインズハートだけでなく念願のオリジナル黒コート・マスターズクロークも作ってくれるように。
新規衣装はなんとドレス。攻略本での名称はプリンセスハートとなっている(これで戦えるのかは気にしてはいけない)。そして76層の新店舗開店時に新規ムービーが追加され、まさに至れり尽くせりの優遇ぶりとなった。
…と言いたいところだったのだが。
武器強化成功率の著しい低下とオートセーブにより、鍛冶屋としての弱体化がゲームに反映されてしまった。最終段階では彼女を強化しても成功率はたったの2%。成功率ブーストの添加剤はやりこみダンジョンの深層のボスドロップという鬼畜仕様。あまりのへっぽこさに一部からはリズベッドゥドゥなどと呼ばれる始末である。ゲームクリアを目指す分には3段階目の強化で前作の最大強化に追い付くため、それほど問題では無いのだが…。どうしてこうなった。
ロストソングでは鍛冶屋として完全復活。10段階中5段階目までは成功率100%でオートセーブもなしとかつてのマスタースミスとしての威厳を完全に取り戻している。オリジナル衣装はドレス風のレオタード。シリカとのフィールド会話ではやはり第二ラウンドを始めるつもりであることが判明するが、やはり勝算はなさそうである。