概要
『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』における世界各地に拠点を構える選ばれし9人の“伝説の海賊”達である。
海賊の時代が終わりに近づき世界の海の制覇をもくろむ東インド会社のベケット卿は、海賊たちを葬り去ろうとしていた。
これに対抗して海賊たちは「伝説の9人の海賊」を招集し、決戦を挑む。
構成員の全員が個性的な容姿をしており、第3作における会議での集合シーンは見ものである。
人物
カリブ海の王。
おなじみ本作の主人公。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、モロッコビーズと古代タイの金貨。
カスピ海の王。
おなじく伝説の海賊の1人。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、ラゲッティの義眼。
サオ・フェン
南シナ海を統べる海賊の長。
シンガポールを拠点に活動する中国の海賊で長い髭が特徴。
後にエリザベス・スワンに海賊長の座を託す。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、翡翠の首飾り。
キャプテン・シュヴァル
地中海の王。
フランスの貿易都市マルセイユ出身。
顔に白粉をつけ貴族的な振る舞いをしている。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、スペードのクイーン。
ミストレス・チン
太平洋の王。
中国の海賊を束ねる、盲目ながら9人の中では唯一の女海賊である。
上海を拠点として、恐怖による圧制で中国沖を支配している。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、眼鏡。
アモンド・ザ・コルセア
黒海の王。
北アフリカ沿岸を中心に活動し黒海に栄えるバーバリー海賊を使って、キリスト教徒の乗る貿易船に海賊行為を行なっている。
オスマン帝国と連合して、トルコからモロッコを超える地域の支配をたくらむ。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、ブランデーの盃。
ジェントルマン・ジョカルト
大西洋の王。
ニューオリンズの奴隷出身海賊。
ミシシッピ川とメキシコ湾の両方へアクセス出来るニューオリンズの港を拠点としている。
ジョカルトと言う名前は、彼が奴隷生活から逃げた後、元の主人から取ったものである。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、タバコカッター。
スペインのビジャヌエバ
アドリア海の王。
7つの海を旅して、フィリピンや南米の港への道を開いた。キャプテン・シュヴァルと競っている。
バーバリー海賊(コルセア)と一緒に海賊行為のために外洋で剣を交える。
海賊引退後は、ヨーロッパ貴族の一員となった。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、割れたボトルの首。
スリ・スンバジ
インド洋の王でヒンドゥー教の僧でもある。
自身の甲高い地声を隠すため、会話をする際は手下を通して喋らせている。
領海を移動する金持ちの商船から略奪し、アラブ世界とインドの間で取引している。
また、劇中での描写は無いものの超能力を使って戦うことが知られている。
伝説の海賊の証である「銀貨」は、子牛の角の嗅ぎタバコ入れ。
番人
ジャック・スパロウの父。
大海賊モーガンとバーソロミューが書き記した「海賊の掟」の番人。第3作から登場。
掟の従いに忠実であり、掟を犯す者は誰であろうが容赦しないため、9人の伝説の海賊達からも恐れられている。
妻の干し首(頭部のミイラ)を携帯している。旗艦はミステリアス・レディ号。
第4作では、ロンドンでジャックと再会し、「生命の泉」における儀式の準備についてアドバイスをした。
鍵を咥えた犬。
何故か海賊の掟を開ける鍵を持っていた。