奥浩哉が1992年より『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載したラブコメ漫画。
「鈴木くんと佐藤くん」というタイトルで1996年にTVドラマ化された。
概要
主人公の「佐藤ゆうき」は、美少女にしか見えない外見をしており、不良少年の「鈴木一郎」も彼に一目惚れしてしまう。
鈴木はゲイではないのだが、佐藤が男であると知っても諦めきれず、一途に惹かれて追いかけていくが…。
作中に「奥くん」という奥浩哉自身をモデルにしたキャラクターが登場し、友人の佐藤の可愛さにドキドキするような描写が多々あるうえ、BL雑誌などではなく普通にヤングジャンプで堂々と連載されたことから、当時「奥浩哉はゲイなのではないか」と噂になった。
なおレズビアン編となる続編の「HEN」の後半にも、鈴木と佐藤が再登場する。
「変」「HEN」双方を通して、佐藤の性別を「実は女かも?」とぼかす(どちらとも取れる)ような表現も多く見られたため、性別論争も起こったが、奥浩哉は「佐藤は女の子みたいな男の娘」であると後年に明言している。