概要
デビュー作「変(HEN)」のタイトル通り、ちょっとヘンだったり、大幅に変だったり、当時のタブーを打ち破る独自の作風で1990年代から人気を博していたが、2000年より連載を開始した『GANTZ』の大ヒットで知名度が飛躍的に向上した。
同姓同名の、奥自身をモデルとしたキャラクターも作中に登場する。
代表作
「変」
1992年より連載。今で言う男の娘と、彼に一目惚れした不良少年のラブコメ漫画なのだが、BL雑誌などではなく普通に『週刊ヤングジャンプ』で連載されていたため、当時「奥浩哉は同性愛者なのではないか?」という噂がたった。
「HEN」
「変」の続編、または姉妹篇にあたる話。こちらはレズビアンをテーマとしており美少女同士のラブストーリーとなる。
後半から「変」の主人公二人もメインキャラとして再登場する。
「GANTZ」
独立項目を参照。
「いぬやしき」
2014年から講談社の『イブニング』誌で連載されている。2015年には『週刊少年マガジン』第21・22合併号(4月22日発売)に出張掲載され、少年誌デビューを果たした。
「GIGANT」
2018年から小学館の『ビッグコミックスペリオール』に連載。謎の男から、自らの体の大きさを自在に変えることのできる能力を貰ったAV女優とその恋人になった男子高校生の恋愛事情と、「ETE」という謎のWEBサイトをめぐる戦いを描く。
発明表現
エロ漫画でお馴染みの、乳房の激しい揺れを乳首の残像で表現する技法(乳首残像拳)を考案した人物である。
人物
自身の公式Twitterで自身の意見を率先して投稿し発信するなど、自身の興味があるものには非常に積極的。
だが、その発言が後述するように時に世間を炎上させるきっかけになることもある。
ネットでの発言(現在は沈静化)
この項目はネットの炎上について取り扱っています。既に沈静化しているため、焚き付けるような行為はくれぐれもしないでください。
2022年9月18日、自身のXで「今やってる仮面ライダーのプロデューサーさんはGANTZの著作権切れてると思ってるのかな」と発言し、仮面ライダーファンの間で物議を醸す。
当時放映中だった仮面ライダーギーツはデスゲーム要素を多く含む作品で、「一定のエリア内でより多くの怪物を倒さなければならない」「怪物を倒すとポイントがもらえる」「ゲームからリタイアするとゲームに関する記憶を全て消される」など、GANTZと設定が類似していた(とはいえ、デスゲームものならばよくある設定なので、決してこの2作品に限った話ではない)。
第一話が放送された時点(2022年9月4日)で「GANTZっぽい」「まるでニチアサ版GANTZ」と話題になり、奥氏自身も「小さい頃ライダーに影響を受けた僕の漫画が現代のライダーに影響を与えてたとしたら感慨深い(9月4日)」、「日曜朝だけGANTZトレンド入りしてて笑う(9月12日」)と好意的な反応を示してはいたのだが、上記のツイートは一部のライダーファンに『著作権を振りかざした脅迫』として捉えられ炎上。
奥氏は「別に喧嘩したいわけじゃない。呆れて笑ってるだけ」と述べたものの、ライダーファンの怒りは収まらず、氏の過去の発言(「クリエイターが描いたものに対してアレに似てますねは相当傷つけるので直接言わないようにしようねー。」)を持ち出して批判する者や、GANTZのオマージュ要素・パロディ要素を晒し上げ批判する者まで現れる事態に。
奥氏はしばしば有名なエンタメ作品や実在の人物をオマージュ・パロディするのだが「ある人物の外見が元ネタと全く同じ」、「最終回のラストシーンが元ネタとそっくりそのまま」など、描き方が露骨なケースもあり、炎上の泥沼化を招いてしまった。
9月27日、炎上に便乗し「鬼滅の刃や呪術廻戦のときも嫉妬飛ばしてたよね。Twitterやって欲しくない」という根拠のない投稿をしたユーザーを問題視し、法的措置を検討していることを明かした。
ユーザーはその後投稿を削除し謝罪。デマの拡散を認め、法的措置に応じる姿勢を見せた。
9月30日に奥氏は「SNSや掲示板、まとめサイト等で僕に対する誹謗中傷を書いた人物を絞って貰いました。アカ消してももう手遅れなので、こころあたりがある人は一年以内に訴状が届くと思うので覚悟はしておいて下さい。」「裁判費用全額請求するつもりなのでよろしくお願いします。」とコメントした。
その後炎上は収まり、ギーツも2023年8月27日に放送が終了した。