概要
朝鮮語読みでは、チョソンハッキョ（조선학교）で、在日朝鮮人のための民族学校。
在校生やOBなどは「ウリハッキョ」とも呼ぶ事がある。
日本の法律上は各種学校とされ、一条校ではないため卒業しても日本の学歴とはみなされない。
北朝鮮の本国から資金などの提供を受けており、人事も本国からの指示が影響し、韓国ではなく北朝鮮傘下の学校である。
小学校に相当する初級学校から大学校までが全国に点在しており、年数は教育課程は、日本の6・3・3・4制と同じ。
生徒の国籍が北朝鮮のみとは限らず、韓国籍の者も少なからずいる。
なお、韓国系の民族学校は別に存在し、こちらは金剛学園や京都国際学園のように一条校となり日本人の入学を受け付ける学校もある。
朝鮮学校を巡る議論、騒動
北朝鮮の独裁体制を正当化する教育が行われている事、複数の校長や教員が日本人拉致事件などの国家テロに関与していることが公安調査庁に問題視されている。
このことから日本の自治体による朝鮮学校への公的助成の賛否に関しては論議が強く別れるところである。
社民党、公明党、日本共産党、日教組は助成を続けるべきと主張しており、民主党は党内でも意見が割れている。橋下徹は府知事時代に就学支援金をカットすることを表明。
また、朝鮮系団体でも脱北者団体は日本政府に助成をしないよう要望している。
近年は在日朝鮮人も代を重ねる毎に帰化が進んだり、日本での将来の生活を考慮したり、学費の高さから民族学校を回避して日本の一条校への進学を進める傾向が強くなっている。
このため入学者の激減により朝鮮学校の財政は苦しくなっており廃校を余儀無くされたところもあるため、日本の自治体の援助を強く求めている。
