『俺は戦う。なぜなら俺は救世主だから』
概要
CV:島﨑信長
本作の主人公の少年。第1話では剣嵜総のベクター零号機と創声合体した状態のベクター貮号機を操縦して荘厳の生み出したM.J.B.K(モジバケ)とともに登場した舞亜の前にベクター壹号機で突如立ちはだかり、彼女と強制的に創声合体し、彼女にかつてない快感を味わわせM.J.B.Kを撃退する。この一件を機に正式にDEAVAのメンバーとなる。
書道の心得があり非常に達筆。それを活かした水墨画もなかなかの腕前である。
自称『救世主』の何とも痛い人だが、ただのビッグマウスでもなければアホの子でもなく、本作の敵であるM.J.B.K(モジバケ)と戦うためのマシンであるベクターの操縦に必須の能力である創声力はずば抜けて高く、まったく訓練も受けていない状況でベクターを巧みに操縦してしまった。ベクターの操縦以外でも、自分の真横を猛スピードで駆け抜けるひったくりのスクーターの鍵を外したり(無理矢理引っこ抜いたのではなくちゃんと鍵を回しエンジンを止めた上で抜いている)、手錠をかけられた状況で警備員を組み伏せ、あまつさえ手錠をあっさり外してしまう(その際ゴキゴキと音をさせていたので、おそらく警備員から鍵を奪って外したのではなく関節を外して抜いている)など白兵戦も強く器用である。
また、「自分は救世主でありそのために戦う」という決してぶれない意思を持ち、それに基づき率直な物言いをする性分で、剣嵜荘厳の教えにとらわれ自分の考えを持たない月銀舞亜や母親の夢を自分の夢と思い込んでいた海凪花嵐、そして土聞努虫に腹の内を見透かされながらも本音を口に出さない空篠翼人に対しては、
『お前の声にはお前の意思がない。自分の意思がないなら人形と同じだ』
『偽物の笑顔と声じゃ何も救えない。お前俺の邪魔する気?』
『自分を繕う者には、誰も付いてこない』
という感じで歯に衣着せない辛らつで的を射た批判をするなど頭の回転が速く弁も立つ。
その一方で、自らの強い意志を自身の口で率直に表現した綺声神心音や努虫に対しては肯定的な評価を示し、特に声を上手く発することが出来ずに悩んでいた心音に対しては、
「お前の声がこの場所に、世界を救える場所に導いた。お前の声があったから俺はここにいる」
と感謝の意を示すなど、思いやりを見せる一面もある。そのため彼女からはほとんど恋心の域に達した好意を寄せられているが、今のところそれに気付いているかは定かではない。
……「恋」のM.J.B.Kの影響で「陽くんと合体したい」と叫んだ心音に対して「三人一緒で何が悪い」と言い放ち、舞亜を交えた3体合体をかます辺り、気付いているか否かにかかわらず相当の朴念仁であることは想像に難くないが。
とはいえ、異性への興味がまったくない訳ではないらしく、5話では努虫からかけられたホモ疑惑を明確に否定しているし、同話で繰り広げられた水着談義では水墨画という彼らしい方法で好みを主張していた。ちなみにビキニ派らしい。
乗機
ベクター壹号機:真紅の戦闘機。多目的型の機体。第1話の描写からして本来は心音の乗機であった可能性が高い。
アクエリオン煌:ベクター壹号機が上半身、ベクター貮号機が下半身を構成する合体形態。
数あるアクエリオンの中でも最も安定した形態であり、シリーズ伝統の無限拳を撃ち放った。
アクエリオン凛:ベクター陸号機が上半身、ベクター壹号機が下半身を構成する合体形態。
優雅なバレリーナを思わせる合体形態で、ダンスを踊るようにM.J.B.Kを翻弄する。
アクエリオン聖:ベクター壹号機が上半身、ベクター参号機が下半身を構成する合体形態。
ウサギのような特徴的なシルエットを持ち、耳はアクティブソナーとして機能する。
アクエリオン罪:ベクター貮号機が上半身、ベクター壹号機が下半身を構成する合体形態。
両手に装備する扇祇(オウギ)は、あらゆる厄災や困難を打ち消す力を持つ。
アクエリオン飛天(エンジェル):アクエリオン煌の胸部にベクター参号機が合体した3機合体形態。パイロットの消耗が激しいがその分能力は高く、必殺の月陽恋歌(ムーンライトキャノン)はM.J.B.Kを一撃で射抜く威力を誇る。
アクエリオン鳳凰(フェニックス):ベクターマシン肆号機、伍号機、壹号機が合体した姿。
灼熱の業火を全身にまとい、立ちはだかるすべての災いを焼き尽くす。
関連タグ
天道総司 ぶれない・大口・実力者・天を衝く決めポーズ・赤色担当等の共通点多数