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DD18は東日本旅客鉄道が複数のディーゼル機関車を基に改造したディーゼル機関車である。

誕生の背景

奥羽本線の山形県の新庄駅から福島県の福島駅までの区間において、在来線の奥羽本線から、車輛がそのまま東北新幹線に乗り入れて走行する計画が持ち上がったことが一番の理由である。奥羽本線では世界的に標準化された台車振替や軌間可変車両の導入を行わず、奥羽本線側を新幹線に合わせた幅の広い線路に改造することで対応した。

山形県は豪雪地帯であり、除雪車の存在は必要不可欠であったが、当時のJRは在来線用の幅の狭い線路に合わせた除雪車しか保有していなかった。

法的には鉄道車両としての設備を有して登録された車両以外の営業線での走行には特別な手続きが必要であり、かなりの手間と無駄が発生する。

そのため、除雪用の設備を有した車両を持つのは珍しくなかった。以上のことから、既存の車両の改造を行って、三両が誕生した除雪車が、DD18である。

改造

そこまで大それた改造はされておらず、見た目は改造のベースになった車両(DD51形機関車、DE15形機関車のラッセル車部分※)から大きく変わった箇所がない。

※DE15形は自走できる機関車部分と機関車に連結して使うラッセル車部分に分けられるがすべて同じDE15形として登録されており、車番も三車すべてで同一の形式が附される。

改造箇所

・ラッセル車向けの電源の確保。

・車輪間の距離の延長(とそれに合わせた台車枠の拡幅)

・新幹線電車用の無線を受電可能な無線機への載せ替え。

・保安装置を載せ替えて運行線区に適応。

・中間台車の軸重調整機能の取外し。

こぼれ話

原因は不明だが、少なくとも1号機のラッセル車の基になった車両は1位側と2位側で別の車両となっている。3号機は同じ機関車から転用されている。

車番DD18 1(除雪車1)DD18 1(機関車)DD18 1(除雪車2)
元の番号DE15 1003DD51 796DE15 1512

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