『私は! 陽君と合体したい!!』
概要
CV:千菅春香
阿佐ヶ谷にある由緒正しい神社の娘。創声部の一員、DEAVA(ディーバ)に所属するベクターパイロットの1人でもある。
巨乳美人で、歌を歌うのが上手いことから店の内外で多数のファンを持つ。
過去のトラウマが原因で、話す際にどもりが発生し上手く話せないので、携帯電話のメモアプリに言葉を入力することで他者とコミュニケーションを取る。
第1話で近所のお婆さんの荷物運びを手伝っていたが、お婆さんが引ったくりに遭ってしまい、思わず声を出して助けを求めたことから、灰吹陽と出会うことになる。
手作りのストラップを彼の腕に引っかけて忘れてきてしまったことからそれを返還しようとする彼に追われることになり、そのことが彼をDEAVAに向かわせM.J.B.Kとの戦いに身を投じさせるきっかけとなった。
陽と運命的な出会いをして以降彼に恋心を抱き続けている。
そのため、同じように陽に惹かれつつある月銀舞亜とはライバルのような同志のような微妙な関係(仲は悪くない)。
第4話では恋のM.J.B.Kに陽への恋心や、一度も陽と合体していないという焦りを利用され、洗脳された状態で出撃。ベクター参号機でアクエリオン煌に取りついて(悪エリオン)操り、同士討ちを演じさせてしまう。
しかし、擬似的な合体を通じて自身の辛い過去を読み取った陽に、
「俺はお前の声に負けたりしない。どんな思いがこもってようと全部受け止めてやる!」
「だから叫べ!綺声神心音!お前の本当の声で!」
と背中を押されたことで本当の思い(陽と合体したい)を叫ぶ。
その思いが通じたのか通じていないのか、陽は舞亜と自身の両方との三体合体を選択し、アクエリオンは新形態飛天(エンジェル)へ進化。その圧倒的な力で恋のM.J.B.Kの撃破に成功する。
ちなみにこの時、「そうか……3人一緒でもよかったんだ……気持ちいい!」と清々しい表情を見せている。それでいいのか。
とはいえ、この戦闘後の七夕祭りの朗読劇では拙いながらもリハーサルに比べきっぱりとした演技を披露したりと、徐々にトラウマを克服しつつある。
以上のように陽との間にしっかり恋愛フラグを立てたものの、以降彼女に陽が絡んでくるときは大抵彼女の成長を促すときであり、いまいちフラグを活かしきれていない。
第19話では舞亜と陽が両想いである事実を認めることになりふさぎこんでいたが、「陽との出会いを通じて大きく成長している。無駄などではない」という翼人のフォローによって前向きな気持ちを取り戻した。
彼女のトラウマ
創声部の一員であり、女優志望でありながら「どもり」という致命的な欠点があるが、これにはあるトラウマが関係していた。
幼稚園児だった頃、彼女は3人同時に告白してきた男児たちを
「ごめんね。私は好きじゃないの。さよなら」
ときっぱりとフったのだが、そのうちの1人がその直後に交通事故で他界してしまう。
そのことと事故とは当然何の因果関係もなく彼女もその事故に心を痛めていたのだが、遺された男児の友人2人から
「お前のせいだ!お前のせいで死んじゃった!」
とやるせない思いの込められた残酷な言葉をぶつけられしまう。
この一件で心に深い傷を負ったことで、自分の声の力が誰かを傷つけてしまうのではないかと思い込み、自分の気持ちをはっきりと声に出すことに恐れを感じ、無意識のうちにどもりという形でそれを封じていたのだった。
乗機
ベクター参号機:白い輪のような特異な形状の機体。支援型の機体
アクエリオン聖:ベクター壹号機が上半身、ベクター参号機が下半身を構成する合体形態。ウサギのような可愛らしい姿が特徴的。
悪エリオン:「恋」のM.J.B.Kの影響で陽への恋心を暴走させた心音が参号機でアクエリオン煌を無理矢理挟んだ合体(?)形態。陽と舞亜の操縦を無視して心音の思うままに動き、アクエリオン迅を翻弄した。
アクエリオン飛天(エンジェル):アクエリオン煌の胸に参号機が合体して完成した本作初の3機合体形態。その名の通り胸から翼を生やした天使のような姿。なお、同名の合体形態が『創聖のアクエリオン』にも存在するが無関係。