『嫌な大人になったものだわ。戦いは子供たちに頼りっきり』
『私にできること、もっとやらなくちゃ』
概要
CV:白石涼子
主人公・灰吹陽たちの所属する、文字による災害に対抗する機関DEAVAの総司令官を務める女性。
DEAVAの表向きの姿・カフェSHIROBACOでは店長も務めている。
かつては剣嵜荘厳の秘書を務めていて、現在DEAVAが所有するベクターマシンや、荘厳による襲撃を阻止するためのロゴスの石碑は、彼女が荘厳の組織ネスタから離反する際持ち出したもの。
凛々しい外見に違わず、強い責任感を持ち、戦場でベクターマシンを駆る創声部の子供たちのことを心から心配し全力でサポートしている頼れる大人。
ただし堅物ではなく、ノリノリで仮装したり、創声部メンバーのミスをやんわりとたしなめることもある(店長のときはこちらの側面の方が強く、言動が痛々しくなることさえある)。
天然の気もあるようで、「恋」のM.J.B.Kが出現した回では、七夕伝説の彦星が両手に花状態になるという謎のビジョンを淡々と真面目に解説し、岩上ショウコからツッコミを入れられていた。
アクエリオンの総司令と言えば不動GENに不動・ZENと、おかしな言動で周囲を惑わす男性がこれまで担当してきたが、本作ではだいぶ違った趣になっているといえる。
もういい年齢らしく、年齢のことや恋人がいないことを真剣に嘆くことがある。
「敵」のM.J.B.Kの騒動の時には年齢詐称若作り司令官という暴言を吐かれて本気で怒っており、「死」のM.J.B.Kの事件においては若い頃流行っていた死語を連発し創声部から半ば引かれていた。
ただし「人」のM.J.B.Kの事件では大人なりの経験を活かして、ヒトと名付けられたM.J.B.Kの面倒を見、彼(性別はないが仮にこう呼ぶ)から母親のように慕われていた。
他のキャラとの関係
主人公の所属する組織のトップ兼、敵組織の裏切り者という立場だけあり、作中登場人物の多くと面識・交流がある。
陽たち創声部の面々にとっては、前述の通り頼れる大人であり、基本的に特定の誰かに強く肩入れすることはない。
ただし作戦や他のメンバーの態度などに積極的に口を出す空篠翼人とはその内容を巡って話す機会が多い。翼人が彼女が着ていたスクール水着に見とれていたのを、自分に見とれていたのかと早とちりして当惑する一幕もあった。
DEAVA内で補佐を担当する副官の吉打ケント、オペレーターの中でも活躍機会の多い岩上ショウコとは会話するシーンが多い。
自分同様に子供たちのことを真剣に考えるケントとはウマが合い、仕事においては何でも話せる間柄のようだ。
荘厳にはかつて命を救われたことがあり尊敬の念を抱いていたが、SNSの救援メッセージを見て自分を助けてくれた荘厳が、そうした文字文化全体を根絶しようとしていることにショックを受け、それが離反のきっかけになっている。
「自分がこの戦いを始めたきっかけは正義などではなく、荘厳への憤りと悔しさ以外の何物でもない」と自覚して悩むこともあった。
息子の剣嵜総とも面識がある。ネスタに敵情視察に行った際にあまりに情けない彼の姿を見て思わず叱咤してしまい、その後DEAVAに訪れる大ピンチの遠因を作ってしまったこともあった。
pixivでは
他のDEAVA女性メンバーと違って大人であることから、大人のエロスを前面に押し出した絵が多い。