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太郎丸(がっこうぐらし!)の編集履歴

2015-09-29 22:52:38 バージョン

太郎丸(がっこうぐらし!)

たろうまる

『がっこうぐらし!』に登場する犬。

概要

CV:加藤英美里


学園生活部で飼われている小型犬。明言はされていないが恐らく柴犬のオス。

原作・TVアニメ版とで設定が異なり、原作ではすぐに出番の終わる端役であったが、アニメでは大幅に出番が追加され学園生活部のマスコット的存在となっている。


原作

学校へ迷い込んだところをゆきが拾ってきた。

首輪の跡があり誰かの飼い犬であると思われたため顧問のめぐねえに預けられ、後にめぐねえによって“飼い主の元に返された”。


アニメでは太郎丸とみーくんの絡みが印象的だったが、上記の出来事はみーくんが学園生活部に入る以前のことであり、そもそも二名の接点が微塵も存在しない。

(みーくんがりーさんから過去の話を聞くという形で太郎丸のことが語られる程度に留まる)


なお、“太郎丸”という名前はゆきが付けたもの。

正確には「名前をつけると情が移るので、飼い主が現れるまでしばらく待った方が良い」という理由でめぐねえに止められており、ゆきがこの子犬を太郎丸と呼んだのは子犬が飼い主に引き取られた後である。そのため厳密には“名無しの子犬”なのだが、ファンの間では特に区別すること無く「太郎丸」と呼ばれている。


アニメ

みーくん・の二人が訪れたショッピングモールで出会った老婦人の飼い犬。

「とある事件」以降みーくんたちが預かっていたが、「遠足」にやって来た学園生活部にみーくんが入部し、太郎丸も共に学校で生活を送ることになる。


学園生活部の面々から可愛がられている反面、よく部屋から逃亡して学園内を縦横無尽に走り回るなどゆきたちを困らせることもしばしば。対策として首輪をリードに繋ぐなどしても簡単に外してしまう他、教室の扉を開けるなど意外に器用な一面も見せる。


ゆきにはよく懐いているが、何故かみーくんのことを嫌っており触ろうとすると警戒して逃げ出したり声をかけてもそっぽを向いたりと冷たい態度をとる。


こちらでは飼い主である婦人が元々付けていた名前となっており、赤い首輪に名前が刻まれている他、作中でも婦人が彼を「太郎丸」と呼ぶシーンが存在する。


関連イラスト

大好き!

太郎丸みーくん&太郎丸☆【落書き】


関連タグ

がっこうぐらし! 学園生活部

 マスコット


以下、ネタバレ注意





























原作

ゆきが拾ってきた時点で首の毛の下に傷を負っており、既に感染状態だったと思われる。

その事に気付いためぐねえが首の傷を「首輪の跡」として飼い主を探すという名目で子犬を預かり暫く様子を見るが直ぐにゾンビ化。繋がれた鉄の鎖を噛み千切ろうとする程の凶暴な姿を見せ始めたため、警戒しためぐねえにより(殺処分するのは忍びなかったため)学校の外へ放された。ゆきには「飼い主が現れたので返した」と嘘をついて誤魔化した。


太郎丸

だが帰巣本能が働いたのか、ゾンビ太郎丸は再び学園生活部の前に現れた……


アニメ

ショッピングモールでのゾンビ事件により飼い主が感染し、モール内を駆け回っていたところをみーくん・圭の二人と再会する。二人に拾われた時点では血痕はついているものの負傷はしていなかった。

二人と共にモール内の一室で籠城生活をしばらく続けることになるが、耐えかねた圭がみーくんたちを置いて外へ助けを求めに出ていってしまう。その際、吠えていたところをみーくんから怒鳴りつられ、彼女に対する警戒意識が生じたのか、太郎丸もまたみーくんが寝ている隙に廊下側の窓を伝ってモール内へ逃げ出してしまう。

その後、「遠足(物資の調達)」のためにモールを訪れた学園生活部に拾われる。彼女たちが帰路に着こうとする直後にみーくんの気配を察し彼女の元へ駆け出し、結果的にみーくんと学園生活部が合流する大きなキッカケを作った。


みーくんの命を救ったものの以降も彼女に対する警戒は続き、何かと彼女にのみ冷たい態度をとっていたが、後に圭の持っていたCDプレイヤーを通して和解。みーくんの差し伸べた手にも抵抗しなくなり、ゆきを交えてフリスビーで遊ぶなどだいぶ打ち解けた姿を見せている。




…そんな楽しい時間も束の間、太郎丸はその日の晩に例の如くリードを外して部屋から抜け出し、学校地下の批難区画へ入り込んでしまう。そこには学園生活部の顧問で、彼女たちを身を挺して守りゾンビ化しためぐねえがいた。


翌朝、太郎丸を捜しに地下まで降りてきたくるみと再会するが、めぐねえに噛まれたことで既にゾンビ化しており、これまで見せたことのないような獰猛な形相で彼女に襲いかかる。

(なお、ここでの太郎丸は他のゾンビや原作の太郎丸と大きく異なり、相手を威嚇する飛び掛かる走るなどといった非常にアクレッシブな動きをみせている)


くるみの咄嗟の機転でピンポン玉に誘導されてドアノブ式扉の個室に閉じ込められるが、後にワクチンを捜しにやってきたみーくんが偶然扉を開いたことにより解放される。しかし、みーくんに襲いかかるどころか完全に無視してその場から走り去り、放送室へ向かう途中ゾンビに襲われていたゆきの前に現れ、なんと彼女に襲いかかるゾンビを撃退する。作中では「ゾンビたちにはゾンビ化前の記憶や習慣が強く残っている」ことが何度か示唆されていたが、この行為もそれを裏付けるものと考えられる。

その後、続けてゆきにも襲いかかろうとするものの、彼女の差し出した帽子に顔を包まれて宥められ、やはり生前の記憶があるのか凶暴性が一時的に治まり、騒動が沈静化するまでロッカーに監禁された。




騒動が治まり、くるみと同じくワクチンが投与され元の子犬に戻るものの、ゾンビ化の影響で衰弱が激しく、彼女たちの介抱も虚しくみーくんの膝の上でそのまま眠るように息を引き取った。死の間際、みーくんに対して柔らかい笑顔を見せており、ゆきはこれを彼なりのみーくんへの感謝の言葉だったと彼女に諭した。

ごめんね・・・太郎丸

遺体は学園生活部の手によりめぐねえの墓標の隣に埋葬され、副葬品としてゆきの愛用していた帽子が埋められた。




上記のように、結果的とはいえ学園生活部を窮地から(みーくんについては二度も)救うという、原作での端役からは考えられないほどの活躍を見せ、視聴者に強い印象を残すキャラクターとなった。


また、最終話のゆきたちの会話から彼以外の子犬の存在が示唆されている。

実際、太郎丸が地下に降りたのも、他の犬の鳴き声を聞いたのがキッカケであり、地下でゾンビめぐねえに出会った際も逃げ出さずに彼女に立ちはだかるなど、何かを守ろうとしていたとも考えられる。

さらに最終話エンディングの1カットで、太郎丸の遺体とともに埋葬したはずのゆきの帽子が掘り起こされ、その手前に太郎丸とは異なる毛並みの子犬の半身が映っており、アニメ続編の伏線を暗示させた。

ただし、この展開には視聴者の間で賛否が分かれており、アニメオリジナルとはいえ無理矢理新キャラを介入させるのは蛇足ではないかという声も一部で上がっている。

また、あの子犬は実は太郎丸本犬で、原作でのワクチンによる体温が異常に低下する副作用(?)を受けた状態で単に眠りにつき、勘違いしたゆきたちにそのまま生き(?)埋めされた…という「太郎丸生存説」まで掲示されている。…もしこれが本当なら地中から這い出るリアルゾンビもいいところではあるが。




なお、太郎丸の声を担当する加藤英美里は、過去に本作と同じアニメ製作会社による芳文社の某魔法少女アニメ某ダークマスコットを演じており、放送開始当初は一部ファンから何かしらの悪いフラグではないかと警戒されていた…のかもしれない。

pixivにおいても、ソレと掛けあわせた所謂中の人ネタ系イラストがいくつか投稿されている。

がっごうぐらし!がほのぼの日常と思っていた君たちへ捧ぐ…おや!?太郎丸のようすが…

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