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仏教心理学の編集履歴

2015-10-01 20:25:20 バージョン

仏教心理学

ぶっきょうしんりがく

仏教心理学とは、仏教の教義や心の捉え方を活用させた学問・心理療法のこと。

概要

心理学とはそもそも、「心とは何か」を取り扱う学問である。


現在では、西洋におけるオーストリア学者であるジークムント・フロイトが提唱した精神分析や、アメリカで発展した神経科学の考え方を取り入れた心理学など、ヨーロッパアメリカにおける『西洋心理学』が主流である。


しかし、東洋を発祥とする仏教は、それとは違った独自の観点から発展を遂げた、『東洋心理学』と呼ぶことが出来るほど、精緻の理論化されたものであり、現在でも世界中の様々な分野において、仏教が説き開いた心理学的な知見は、大きな影響を与えている。


日本精神科評論家でもあり、相愛大学客員教授でもある名越康文氏は、自身の著書でも仏教を非常に優れた心理学として、より良い参考として取り上げており、2015年に出版した著書『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』(PHP新書)では、自身と仏教の出会いの経緯なども兼ねて、本格的に仏教について語っている。


例えば、仏教用語の1つで、仏教の根本的な思想であり、この世の真理の1つとされる『無常諸行無常)』は、現実のありとあらゆる存在・物事は全て、姿も本質も流動し常に変化するものであり、「全く同じもの」や「永遠に変わらないもの」はこの世には無いという意味だが、これは現代の物理学にも通ずる考え方である。

また、人としてどのように世の中を生きていけば良いのかを、具体的な方法で示している『修行)』の思想は、他の宗教には見られない独特の考え方である。


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