概要
人類がフェストゥムに対抗する為に生み出された最初のファフナーであり、「ゼロファフナー」と呼ばれる本機だけが建造された。
西尾姉弟の両親と祖母である行美が開発に深く携わっていた。
開発当時は技術が未熟だったのもあるが、動力源には核融合炉とフェストゥムコア、読心を防ぐジークフリードシステムを搭載した事によってノートゥング・モデルの2.5倍、ティターン・モデルの2倍である体高100mの巨体になった。
コックピットは他のファフナーと違って複座式(接続方式はティターン・モデルと同じ)で、これは複雑な機体制御を分担する事でパイロットの負担を軽減するのだが、実際はどんな人間でも一回しか搭乗できない程の同化速度を二人で分け合わないと数分も持たないからである(下記の事故によって詳細なデータが取れなかった事もあり、この欠点はティターン・モデルにも受け継がれてしまった)。
過去の起動実験の失敗により、西尾姉弟の両親を含む多数の犠牲者を出した。
結果「実戦モデル」の開発計画は凍結し、行美の引退と暉の失声症と言う大きな爪痕を西尾家に残す事になった。
その後はアルヴィスの補助システムとして使用されてきたが、『HaE』の第二次蒼穹作戦において封印が解かれ、搭乗機を失った西尾姉弟が乗る事となる。
余談だが、アルヴィス内水中展望室(真壁一騎達が集合写真を撮った場所)は、起動実験失敗時に生じた空洞を利用して建設された。
武装
- レーザーパレット
機体各部に搭載された光学兵器。一発一発がエウロス型を撃破できるほどの威力を備えている。
- 振動共鳴波
掌の開口部から衝撃波を放つ兵器。