「今の私はソルダートJ。ピッツァという名は捨てた」
概要
CV:真殿光昭(No.J-002のみ)
ソルダートJ
三重連太陽系赤の星の指導者アベルによって製造された対原種用の戦力の一つである生体サイボーグ戦士。Gストーンを解析したJジュエルを左腕に埋め込まれており、そのエネルギーを力の源とする。
単独飛翔能力とラディアントリッパーを武器とした高い戦闘能力を持っており、ジェイアーク級超弩級戦艦とフュージョンしメカノイドとして戦闘に参戦出来る。「機界31原種の殲滅」を使命として与えられているが、あくまでも対原種対消滅兵器であるアルマをあらゆる障害から守り、排除して原種核まで送り届ける為だけの存在である。
生体コンピュータ「トモロ」やジェイアーク級超弩級戦艦共々31体製造された(アルマ、J、トモロの一組で原種一体を消滅させるというのが本来の計画である)。
三重連太陽系に於ける戦闘では、これらの存在を脅威と見なした原種側の先制攻撃に赤の星の防戦態勢の整備が対応しきれず、早々に軍団の制御を司るトモロがゾンダリアン化、更には対原種の切り札にして守るべき対象であったアルマもそのほとんどが腸原種の餌食にされてしまう。これにより本来の力を発揮させられぬまま、その身ひとつで原種と戦う事になり、与えられた使命を果たせず、空中庭園での決戦では残存勢力と共に対決するも撃破は未遂に終わっている。
No.J-002
ソルダート師団の生き残りで機界四天王ピッツァ本来の姿。東京決戦に於いて火の鳥と化し空で燃え尽きる寸前に戒道幾巳により浄解され本来の己の姿と記憶を取り戻す。その後同じく浄解されたトモロ0117と共にジェイアークを駆り、使命である原種との戦闘に身を投じる。
「三重連太陽系一の戦士」と称される事もあるが、これが「ソルダートJ」全体を指しているのかJ-002個人を指しているのかは劇中の描写からは読み取れない。
上述の通り「ソルダートJ」という呼称は個人名では無いのだが、劇中彼しか登場しないので主に「ソルダートJ」や「J」と呼ばれている。個人の識別名である「No.J-002(ナンバージェイダブルオーツー)」という呼称は過去を知る一部の者にしか呼ばれる事は無い。
空を愛する誇り高き戦士であるが、使命の達成と戦い以外にはほぼ無関心であり、共通の敵を持つにも関わらずGGG側と対立する行動を取るなど協調性に欠ける面がある。また凄まじく大雑把な性格で、宇宙生物ポゲチュウを「丸煮込みか?」の一言で食そうとしている。
前述のとおり一組扱いとして製造された為かアルマやトモロに対しては仲間としての特別な情を持っていると思しき面も見せている。
浄解を受けた後もピッツァ時代の記憶は残っており、獅子王凱に対するライバル心は変わっていない。
No.J-019
J-002以外に生存が確認されたもう一人のソルダートJ。赤の星での決戦に敗れた後、ペンチノンの勧誘でゾンダリアン化したJ-002とは異なり、破壊されることなく運良く生き延びた固体であり、生存の経緯が異なる。
敗戦とただ一人生き残った孤独による絶望から自らJジュエルを破壊してゾンダーメタルを受け入れ、原種の手先となり、その能力で次々と機界昇華に追いやる。更に、とある惑星の火口に眠るジェイアーク級戦艦『ジェイバトラー』を発見し、その過程で加速度的に力を増長させ、最終的に戦闘形態の原種ですら凌駕する戦闘力を獲得している(トモロ無しで動かしてはいるが、本来制御担当では無いために負担は大きい)。
自分の意思を有しているとは言え、Zマスタープログラムには決して抗うことは出来ず、別の惑星で難を逃れ成長した女性型アルマの命を奪うが、彼女は最期の力で019の記憶を取り戻させた。
その贖罪として忘れぬ様に模した意識無き人形をジェイバトラーの艦長席に座らせているが、原種の指令と戦士の誇りの狭間に苦しむ事となる。
腕原種が地球圏へ呼び寄せたのは戒道の対消滅能力を起動させる為の駒であり、GGGの守備範囲で暴れさせたのもジェイアークを誘う為の囮に過ぎない。
余談
その容姿と個体識別ナンバーの元ネタはサイボーグ009の登場人物ジェット・リンク=002である。