概要
「SEIMEI」とは、羽生結弦の2015-2016シーズンのフリースケーティング用プログラムの呼称である。
夢枕獏原作の映画版「陰陽師」のサウンドトラックより、梅林茂の楽曲を繋ぎ合わせて使用。
「SEIMEI」というタイトルの楽曲そのものは存在せず、羽生の命名によるものである。
ローマ字表記にしたのは「SAYURIのように外国人にも親しみやすいように、また『せいめい』という日本語の単語は複数あるため、それぞれの意味を込めたかった。」とのことである。
2015年10月以前に描かれたイラストは、アイスショー用に短縮されたショートバージョンの衣装と演技を元に描かれている。
初戦でプログラムの全貌が明かされるとともに、衣装も微妙に変わることとなったが、細かい装飾やキラキラが大幅に増量されることとなったため、衣装の再現にこだわるタイプの絵師は泣くはめに陥った。
世界歴代最高得点を記録
2015年11月28日のNHK杯における演技で、2013年にパトリック・チャンがマークした世界記録(196.75点)を大幅に塗り替え、前人未到の200点台を超える216.07点を叩き出した。
4回転ジャンプ3本を含む全てのジャンプを完璧に成功させ、ジャンプ・スピン・ステップと全ての要素に全てのジャッジが加点を付けるという圧倒的な演技を披露。
フィギュア史を塗り替えるプログラムとなった。
SEIMEIという楽曲の「音楽の解釈(Interpretation)」の項目では、ジャッジ9人中6人が10点満点をつける9.89点を獲得している。