1994年に株式会社アテナから発売された
スーパー・ファミコン用のシューティング・ゲーム作成ソフト。
正式名称は「描いて・作って・遊べる デザエモン」
ファミリー・コンピュータ版の絵描衛門から、大幅な進化を遂げ、
本格的なシューティング・ゲームを作成可能に成った。
市販ゲームにも劣らない様な作品を生み出す制作者もおり、
その後のプレイ・ステーション版等に
サンプル・ゲームとして、収録された作品も多数在り。
ファミリー・コンピュータ版の二倍の全6ステージを制作可能で、
ファミリー・コンピュータ版では、ザコ敵とボス敵が共用だったカラー・パレットも別化し、
色数も16色(透明色含)まで使える様に成ったり、
音楽に関しても音色の大幅な増加等をし、
ファミリー・コンピュータ版の多くの不満は解消されている。
但し、データのセーヴに難が在り、
誤った操作をすると簡単に上書きしてしまう事故も多く、
操作を知らない友人等に説明せずに貸したりすると、
苦労して描いたグラフィックが消えて帰って来る等も珍しくなかった様だ。
後にプレイス・テーション発売後に、微妙に新機能を追加し、
プレイ・ステーション版として、デザエモン+として発売したのは、
この作品の完成度が高かった為かも知れないが、
ほぼ、スーパー・ファミコン版の儘で、
容量的に増加する筈の物にも拘わらず、ステージが一つ減っている等、
唯の使い回し感が否めず、落胆したユーザーも少なくない。
それを反省したのか、完全新規のセガ・サターン版の出来は良く、
未だ、根強い人気を誇っている様だ。
尚、定価は13,545円(税込)と、又も高額。
一部の層には、元手以上に遊び尽くされたと思われるが、
直ぐに投げ出した人には、手痛い価格で在るのは間違い無い。